[海外MMA] 大会タイトルはリンカネーション、直訳すれば輪廻転生???

【 2007年04月26日 18:53 】

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2007年4月20日、フィンランド ザ・ケージ大会レポート



大会タイトルはリンカネーション、直訳すれば輪廻転生???



つまり、ザ・ケイジを主催するノルディック・ファイトスポーツが、

ZSTフィンランド大会を経て、久しぶりにケージ大会を開いた――

ということに起因しているらしい。


珍しく、日本では総合の試合が少なかった先週末。英国ではUFC70とケージ・レイジのMMAウォー、米国ではプロ・エリート系ノーリミッツMMA大会が開催されたが、フィンランドでは、ザ・ケージが行なわれた。

日本のケージ・フォースもメンバーの世界金網連合=ワールドワイド・ケージネットワークの一員であるザ・ケージ、その第7回目となる大会は、小雪がちらつくヘルシンキで開かれた。

観客の数は、推定で500から600人。ちょっとバイオレンスな香りがするサポーターと、彼らを取り囲むように警備する警察官。そういえば、ケージ・フォースのウェルター級王座決定トーナメントにザ・ケージ代表として参加したヤンネ・トゥリリンタは、当地の警察官だった。

今回の目玉は、4人参加ウェルター級のネオブラッドトーナメント(完全パクリ)。対戦カードは、出場選手自らによるくじ引きで決定。決勝は、そのトゥリリンタの所属するヘラクレスから出場のワシム・ウルマシが、地元GBジムのイエッセ・ユンカリを下し優勝した。ウルマシは、5つの勝利全てがチョーク系という選手。特に立ちアナコンダは強烈で、フロントネックロックを多用する北欧にも、ついにこの手の選手が現れたという印象を残している。


▼#01 ミドル級2分×5R
○ミコ・コイユマキ(GBジム・トゥルク)
一本 1R46秒 三角絞め
×ティーム・インケロイネン(GBジム・ヘルシンキ)
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2度目の対戦となった両者。前回はヒザ蹴りで逆転負けを喫したコイユマキが、トライアングルで雪辱を果たした。


▼#02 ウェルター級ネオブラッドトーナメント準決勝5分×2R
○ワシム・ウルマシ(リーヒマキ・ヘラクレス)
一本 1R1分19秒 リアネックドチョーク
×フレドリック・クリングセル(ブラザ/スウェーデン)

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MMA歴2年で、5勝5敗1分というクリングセルは、立ち上がりから動きが固い。引き込みを見せたが、そこで有効な手立てがなく、あっさりウルマシにバックを許すと、そのままチョークで一本負けとなってしまった。


▼#03 ウェルター級ネオブラッドトーナメント準決勝5分×2R
○イエッセ・ユンカリ(GBジム・ヘルシンキ)
一本 1R0分52秒 リアネックドチョーク
×トマス・ライラ(ブシドーMMA/リトアニア)

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袖なしの道衣で入場したユンカリは、筋肉隆々のライラからあっさりテイクダウンを奪い、そのまま絞めで楽勝した。


▼#04 ウェルター級5分×2R
○アンドレ・ミニュス(レオ・ネヴェス/スウェーデン)
一本 2R3分03秒 腕十字
×ペッカ・ランタラ(ヘラクレス・リーヒマキ)

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この大会のベストバウト。ランタラは、フィンランドMMA界を代表するイケメン・ファイター。一方、ミニュスもまたスウェーデン一という声も上がるハンサム・ガイ。マッチョなイメージの強い北欧系ファイターだが、男前対決もやはり派手な殴り合いでスタートを切った。アグレッシブで、いわゆる総合的な動きをするランタラだが、ミニュスはスウェーデンの黒帯柔術家レオ・ネヴェスの愛弟子、キック出身ながらネチッコイ寝技も叩き込まれている21歳の新鋭だ。

まずランタラが、ミニュスをケージに押し込みテイクダウンに成功。下からトライアングルを狙うミニュスだが、汗で滑り逃げられています。

両者がつねに動き続ける好勝負は、ミニュスのリバーサルが決まり、パウンドを打ち始めたところで1Rが終了した。

2Rは、場所をスタンドに移し、激しい攻防を続いた。ヒザ蹴りをヒットさせるミニュスに対し、ランタラも左フックをヒットさせる。パンチのダメージが残るミニュスだが、ここで強引なテイクダウンに成功する。今度は下になったランタラが、リバーサルに成功しトップを奪い返す。直後にミニュスが三角絞めから、腕固めへ。タップをしないランタラだったが、ここでヒジからバリバリという音がし、レフェリーが見込み一本をとる。

イケメン対決を制したミニュス、次の試合はUFCで活躍するマーティン・ケンプマンに次ぐ、デンマークの実力者として北欧では名が通るケネス・ロスフォードに胸を借りることが決まっている。


▼#05 ライトヘビー級5分×2R
○イエゲニ・スミルノフ(GBジム・ヘルシンキ)
KO 1R0分33秒
×マグヌス・セデルブラッド(ブラザ・スウェーデン)

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ロシア系ファインランド人で、筋肉隆々のスミルノフ。いきなり、パンチの連打で前進すると、これをかわしきれなかったセデルブラッドは、金網に押し込まれ殴られ続けて試合終了。苦いプロデビュー戦となった。


▼#06 ライト級5分×2R
○ビレ・マニネン(ヘラクレス・リーヒマキ)
判定3-0
×カーレン・グリゴリアン(ロスファイターズSC/アルメニア)

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会場人気ナンバーワンのマニネンは、フィンランドの元レスリング・ナショナルチーム・メンバー。グリゴリアンとは体格が一回り違う。そのグリゴリアン、所属するロスファイターズ・スポーツクラブは、サンクトペテルスブルグではあのレッドデビルに次ぐ、規模を誇る総合のジムだという。同ジムには、ノルウェイの雄トーマス・ヒッテンとボコったセルゲイ・ゴリヤエフなども所属している。

ただし、この試合ではマニネンのレスリングの強さが際立つ展開となった。何度もテイクダウンを奪うマニネン、だがそこから先がない。パウンドもせずに、ずっと上から押さえ込む展開がつづく。必死に態勢を変えようとするグリゴリアンだが、上をとってもすぐに返されマウントを奪われてしまう。

2Rに入っても、マニネンはスピンキックや豪快な投げを披露し、観客は大喜び。ただ、ずっと抑えこみが続く退屈な試合展開は、MMAとはあまり評価できるものではなかった。結局、判定で勝利を収めたマニネンだが、ザ・ケージのプロモーター=トマス・マードックは、「グリゴリアンのパンチ2発と、三角絞めの仕掛けが評価されていない」と判定には疑問を唱えていた。


▼#07 ミドル級5分×3R
○ミコ・スヴァント(MMAイマトラ)
一本 1R1分48秒 リアネックドチョーク
×ジンタラス・ペトリカス(ブシドーMMA/リトアニア)

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スヴァントのテイクダウン狙いを、ギロチンで防いでいたペトリカスだったが、そのままテイクダウンを奪われる。と、サイド→マウントと矢継ぎ早に奪われ、万事休す。パウンドに背を向け、チョークに敗れるとい10年以上前の必勝パターンでスヴァントが勝利した。


▼#08 ウェルター級ネオブラッドトーナメント決勝 5分×2R
○ワシム・ウルマシ(ヘラクレス・リーヒマキ)
一本 1R0分58秒 アナコンダチョーク
×イエッセ・ユンカリ(GBジム・ヘルシンキ)

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ネオブラ・トーナメント決勝は、テイクダウン狙いのユンカリにアナコンダチョークを極めたウルマシが秒殺で優勝を決めた。これで5戦全勝のウルマシ、次回はワンランク上の選手との対戦が見てみたい。


▼#09 ヘビー級5分×3R
○トニ・ヴァルトネン(エスポーン・ケハハイト)
判定3-0
×ミカ・メーメット(GBジム・ヘルシンキ)

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体中に放送禁止系のタトゥが彫られており、ラッシュガード着用で試合に出場したヴァルトネンは、日本人キラー=ミコ・ルポネンの練習パートナーで、これまで11勝6敗の戦績を誇る。1Rにキムラ・アームロックを極めかけたが、ここはタイムアップ。ならばと2Rは、徹底したパウンド攻撃を見せるが、メーメットはタップをしない。3Rは互いにスタミナをロスし、パウンドもままにならない状態に。ただ、そんなファイトにも、ヘルシンキのファンは十分に楽しみ、ヴァルトネンの判定勝ちを見届けて、家路についた。


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