【ムエローク】ムエタイ最高峰の王者を決める戦い!シンダムとノラシンがトーナメント優勝

【 2010年08月03日 15:06 】

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尚武会
「MUAY2010 グランドステージ」
2010年8月1日(日)東京・京王プラザ八王子
開場15:30 開始16:00

▼トリプルメインイベント ヨードムエチャンピオンズカップ60kg級決勝戦 3分3R無限延長R
○シンダム・ギャットムー9(タイ/2002年ムエタイ最優秀選手、2003年ルンピニー最優秀選手、ルンピニースタジアム&プロムエタイ協会スーパーフェザー級王者)
判定2-0 ※49-48、49-48、48-48
●オロノー・ウォーペップン(タイ/元ルンピニースタジアム&プロムエタイ協会スーパーフェザー級王者、第二回レンヨー杯王者)



 王者の中の王者を決める立ち技最高峰のトーナメントとして、ルンピニー、ラジャダムナン、タイ国プロムエタイ協会という権威あるタイトルを獲得・保持している選手によって争われる「ヨードムエ チャンピオンズカップ」(ヨードムエ=真の最高峰の選手にのみ使われる称号)。

 その60kg級決勝で対戦したのはシンダムとオロノー。シンダムは2002年のムエタイMVPで、1回戦では同じく2005年MVPのノンオー・シットオーと6Rに及ぶ激闘を制した。一方のオロノーはブアカーオに2戦2勝、ヨーセングライには2戦2KO勝ちしているベテラン選手で、1回戦では首相撲からのヒザ蹴りでトライジャック・シットジョームトライの強打を封じ込めた。



 1R、サウスポーのオロノーに対して右のインロー、右のミドルを蹴っていくシンダム。オロノーはそれをカットしながら左ストレート、右フックとパンチで飛び込んでいく。

  ここから首相撲の展開となり、互いにバランスを崩しながらヒザ蹴りを入れる。距離が開くと、シンダムが強烈な右ミドル、さらに右ストレート! オロノーも右フックから左ミドルを蹴る。

 2R、シンダムが右ミドルと右ストレートで前進。オロノーはその右ミドルをキャッチして左ストレート、左ミドルを蹴り返す。重たい右ミドルを蹴って、そこから首相撲に持ち込むシンダム。

  オロノーも左ストレートから首相撲が持ち込むが、首相撲ではシンダムがプレッシャーをかける。



 3R、ここもシンダムの右ストレートに対して左ストレートを返すオロノー。オロノーは左ストレートやヒジで間合いを詰めるが、シンダムが首相撲で積極的にヒザ蹴りを入れる。

  オロノーはシンダムの蹴り足をキャッチしてシンダムを転倒させるが、シンダムはすぐに立ち上がって首相撲からのヒザ蹴りで攻める。



 4R、しっかりと距離を取って右ミドルを当てるシンダム。オロノーはここまでのラウンド同様にシンダムの蹴り足をキャッチして、左ストレートで前に出て首相撲に持ち込むが、シンダムの首相撲の圧力は強い。オロノーはヒザ蹴りだけでなくヒジ打ちも繰り出すが、シンダムはがっちりと組んでヒザ蹴りを入れる。

 5R、ミドルだけでなくローも積極的に蹴っていく両者。オロノーが左ストレートとヒジ打ちで前に出れば、シンダムは的確に右ミドル、右ローを蹴り返す。手数を出して攻め込むオロノーだったが、シンダムは落ち着いて距離を取り、オロノーを近づけさせず。

  シンダムが判定2-0でオロノーを下し(これで2人の通算戦績は6勝4敗でシンダムの勝ち越し)、トーナメント優勝を果たした。


 
▼トリプルメインイベント ヨードムエ チャンピオンズカップ51kg級決勝戦 3分5R無制限延長R
○ノラシン・ルークバンヤイ(タイ/元ルンピニースタジアム認定ライトフライ&フライ級王者、元ラジャダムナンスタジアム認定ライトフライ級王者、2007年ムエタイMVP)
判定2-1 ※49-48、49-48、49-50
●チャッチャイ・ソータナーヨン(タイ/プロムエタイ協会スーパーフライ級王者)

 51kg級の決勝戦で対戦するのは“ムエタイ軽量級の壊し屋”ノラシンと現プロムエタイ協会スーパーフライ級王者のチャッチャイ。

 当初ノラシンの対戦相手はルンピニースタジアム認定ライトフライ級王者のクンスック・PNジムを予定していたが、ムエローク側とクンスック側で協議をした結果、クンスックの調子が悪いこと、そしてウエイトに合意できないということからクンスックが欠場。 リザーバーだったチャッチャイが決勝進出を果たした。しかしチャッチャイはノラシンに判定勝利した過去があり、トーナメント決勝に相応しい組み合わせになったと言っていいだろう。

 1R、サウスポーのチャッチャイは左ミドルと前蹴り。ノラシンは豪快な左フックで飛び込んでいくが、チャッチャイは首相撲に持ち込む。

  ここでノラシンが左目尻をカットし、ドクターがチェック。ノラシンはバッティングをアピールしたが、レフェリーはヒジ打ちによるものだと判断。再開後、左ミドルと右フックを繰り出すチャッチャイ。ノラシンはそこに左フックを合わせ、さらにチャッチャイの蹴り足をキャッチして右ストレートで前に出る。



 2R、チャッチャイのインローをキャッチして右ストレートで突進するノラシン。チャッチャイはノラシンがインローを蹴ると左ハイキックを合わせ、そこから左ストレート! 左ミドルを蹴ってノラシンを下がらせる。

  パンチのプレッシャーをかけて前に出るノラシンは強烈なインロー! 荒々しいパンチでチャッチャイを下がらせる。チャッチャイは前に出てくるノラシンを首相撲に捕まえてヒザ蹴りを入れる。

 3R、強打を活かして右ストレートから前に出るノラシン。しかしすぐにチャッチャイの首相撲に捕まり、ヒザ蹴りをもらってしまう。チャッチャイが首相撲に持ち込む時間が長くなり、チャッチャイが細かくヒザ蹴りとヒジ打ち。ノラシンも何とかチャッチャイをコーナーに詰めて左フックから右ストレートを打つがクリーンヒットはない。



 4R、ノラシンはパンチを振ってからインロー。チャッチャイは必ず左ミドルを蹴り返す。ノラシンはチャッチャイの左ミドルを取って、チャッチャイをマットに転倒させるが、チャッチャイはすぐに立ち上がって左ミドル。ヒザ蹴りのフェイントを入れながら首相撲に持ち込む。3R同様にチャッチャイが首相撲で細かくヒザ蹴りを入れて、ノラシンのバランスを大きく崩すが、ノラシンはロープにもたれて倒れるのを阻止する。

 5R、このラウンドはノラシンがインローを蹴り、チャッチャイが左ミドルを蹴るという展開が続く。時折、チャッチャイが首相撲に持ち込むものの、そこから試合が動くことはなかった。パンチ&ローで攻めたノラシンとミドル&首相撲で攻めたチャッチャイという試合だったが、判定は2-1でノラシンが勝利。自慢の強打こそ出なかったものの、ノラシンがチャッチャイを下した。


▼セミファイナル M-1スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分5R
○コムパヤック・ウィラサクレック(WSRフェアテックス/王者)
判定2-0 ※49-48、49-49、49-48
●清水雄介(尚武会/J-NETWORKバンタム級王者/挑戦者)

 今年2月に18歳の若さで無敗のままJ-NETWORKバンタム級王者となった清水。今大会では過去に山本元気や藤原あらしを下しているコムパヤックの持つM-1スーパーバンタム級のベルトに挑戦した。

 1Rは互いに軽くジャブとローを出す静かな立ち上がり。コムパヤックが清水の蹴り足を取って右ロー、左ミドルを蹴れば、清水はコムパヤックの左ミドルをブロックして左フックを返す。ラウンド後に発表されたジャッジは3者とも10-10のイーブン。

 2R、コムパヤックが左ミドルを中心に蹴り技で前進。しかし清水もそこに左フックを狙い、パンチとローのコンビネーションで攻める。清水のパンチを両腕でブロックして左ミドルと右ローを蹴るコムパヤック。



  清水はパンチの圧力をかけて得意の右ストレート、そしてヒジを狙う。ジャッジは1名がコムパヤックに10-9でポイントをつけるも、残り2名は10-10のままだ。

 3R、前蹴りで距離を取り、左ミドルと右ローにつなげるコムパヤック。しかし清水の左ミドルに合わせた左フックがコムパヤックの顔面を捉えるようになり、そこからの右ストレートもヒット!



  コムパヤックも蹴り技で応戦するが、徐々に清水がパンチで押し込むようになり、ダウンこそならなかったものの、左フックのカウンターでコムパヤックに尻餅をつかせる。ジャッジ1名は10-10のイーブンとしたものの、残り2名は10-9で清水にポイントを与える。

 4R、一気に圧力をかけて前に出て行く清水は、コムパヤックの左のパンチにかぶせるような右ストレート! コムパヤックを後退させる。しかしコムパヤックは下がりながらも確実に右ローと左ミドルを当てて、それ以上の追撃を許さない。清水は前に出て左フックからパンチをまとめようとするが、コムパヤックは首相撲に持ち込み、ヒザ蹴りを入れる。ジャッジはコムパヤック10-9、清水10-9、そして10-10のイーブンと割れる。



 5R、右ストレートからパンチの連打を見せる清水。ガードを固めるコムパヤックを一方的に打ち込んでいくが、コムパヤックがこれを凌ぐと一気に逆襲! 必死の表情を浮かべるコムパヤックは左フックや右ストレートを返して、清水と真正面から打ち合う。さらにコムパヤックはパンチだけでなく左ミドルと右ロー。気持ちの入った攻撃で清水を下がらせる。清水もパンチを返すが、コムパヤックは前に出続け、組の攻防になると清水を転倒させる。

 そしてそのまま5Rが終了し、判定は2-0でコムパヤック! 清水にポイントでリードされながらも、後半の猛反撃でM-1のベルトを死守。勝利が告げられた瞬間に飛び上がって喜ぶコムパヤックの姿が接戦を物語っていた。


▼第13試合 ムエリーグ60kg契約 3分5R
○デンサイアム・ルークプラバーツ(タイ/センチャイムエタイ/元ルンピニーバンタム級王者)
判定3-0 ※3者とも50-48
●末廣智明(大道塾吉祥寺支部/北斗旗軽量級優勝)

 初代K-1ライト級王者・大和哲也に勝利したこともあるデンサイアム。この強豪に末廣が挑んだ。

 1R、細かくフェイントを入れてジャブと左フックを打つ末廣。それだけでなくいきなり右ストレートで飛び込むなど、様々なパンチで攻め込む。

  デンサイアムはパンチを受けると蹴りを返して、パンチにはヒジ打ち。末廣は首相撲になるとデンサイアムのバランスを崩してマットに倒す。



 2R、デンサイアムが右ローや左ミドルを蹴り、さらに右ストレート。末廣もデンサイアムの右のパンチには右ストレートのカウンターを狙い、デンサイアムの蹴り足をキャッチして再びマットに押し倒す。

 3R、デンサイアムのボディにジャブを打つ末廣。デンサイアムの前蹴りをキャッチして右ストレートを打つ。ロープ際で組みの攻防になっても末廣がデンサイアムをマットにこかす。

  しかしデンサイアムも右ローと左ミドルで前に出て、おかえしとばかりにリング中央で末廣を首相撲で転倒させる。さらにデンサイアムは首相撲に持ち込む回数を増やし、末廣をマットに倒す。

 4R、デンサイアムは末廣のパンチに合わせて首相撲へ。末廣も真っ向からデンサイアムと首相撲で勝負するが、デンサイアムが上手く末廣の体をロープに押し込んでボディにヒザ蹴りを入れる。

 5R、完全に首相撲モードになったデンサイアムは末廣を崩してはすぐにヒザ蹴り。末廣にパンチのチャンスを作らせずに試合終了。後半にポイントを取ったデンサイアムが末廣を下した。


▼第12試合 ムエロークジュニアトーナメント決勝戦 2分3R
○那須川天心(K-RIVER)
判定3-0 ※3者とも30-28
●伊藤紗弥(尚武会)



 昨年、M-1 35kg級王者となり、防衛にも成功している“ムエタイ少女”伊藤。一方の那須川は極真空手の世界ジュニア大会で優勝経験があり、キックボクシングへ転向後も数々の大会で結果を残している。

  試合はサウスポーの伊藤が蹴り技で攻めるのに対し、那須川がパンチを合わせて前進。何度も那須川の右ストレートが伊藤の顔面を捉える。那須川が最後までパンチで伊藤を攻め込み、トーナメント優勝を果たした。


▼第11試合 ライト級 3分3R
○塚原光斗(クロスポイント古河)
KO 2R1分43秒
●川崎 亮(尚武会)

▼第10試合 ウェルター級 3分3R
○ナックル勇治(全栄会館)
KO 1R2分32秒
●李逵(尚武会)

▼第9試合 ウェルター級 3分3R
○三縄良太(尚武会/超人クラブ)
KO 2R2分54秒
●武田将孝(B-Family Neo)

▼第8試合 63kg契約 3分3R
○井上遊麻(尚武会)
判定3-0 ※30-28、30-29、30-28
●厚志(ティダマンディ八王子)

▼第7試合 ライト級 3分3R
○SHOWYA(チームバークス)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-28
●鈴木 光(菅原道場)

▼第6試合 フェザー級 3分3R
○浜本"キャット"雄大(クロスポイント吉祥寺)
TKO 1R2分42秒
●ユウヤ(Team SCREAM)

▼第5試合 バンタム級 3分3R
○小俣智紀(尚武会)
TKO 1R2分40秒
●渡辺紀夫(B-Family Neo)

▼第4試合 55kg契約 3分3R
○下丈一郎(晴山塾)
KO 2R1分29秒
●長澤拓也(尚武会)

▼第3試合 ヘビー級 3分3R
○野尻和樹(RANGER品川GYM)
判定3-0 ※30-26、29-26、29-26
●YOUHEI(フリー)

▼第2試合 62kg契約 3分3R
○田村修一(Team SCREAM)
KO 1R45秒
●小浪裕太(尚武会)

▼第1試合 フェザー級 3分3R
○吉野悠大(URANOS)
KO 1R1分3秒
●谷澤勝吉(Team SCREAM)

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<記事提供=格闘技WEBマガジンGBR

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