【K-1MAX】壮絶な決勝戦!ダウンの応酬の末、大和哲也が逆転KOで優勝

【 2010年07月06日 18:43 】

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FEG
「K-1 WORLD MAX2010
-70kg World Championship Tournament FINAL16
-63kg Japan Tournament FINAL」

2010年7月5日(月)東京・国立代々木競技場第一体育館
開場16:30 開始18:00





 

▼メインイベント(第11試合) -63kg Japan Tournament 決勝戦 3分3R延長2R

○大和哲也(大和/WBCムエタイルール日本ライト級&WMCインターコンチネンタル同級王者)

KO 3R1分26秒 ※左フック

●久保優太(アンリミテッド/Krushライト級GP2009準優勝)

※大和が-63kg日本トーナメント優勝。




 いよいよK-1初代ライト級(-63kg)王者が決まる。決勝戦に勝ち上がってきたのは、共に1987年生まれの22歳、久保と大和。蹴りの久保か、パンチの大和か? 注目のゴングが鳴る。




 1R、サウスポーの久保が左ミドルと左ハイキック、大和は右ミドルを返す。大和が右ローから右ストレート、左右のフックを放つが、久保はスウェーでかわす。大和のローにパンチを合わせていく久保、組み付いてのヒザ。



 久保のワンツーが突き刺さる! 続いてのパンチのラッシュ、左のフックから右ストレート、そして左ストレートで大和がダウン! 一気に左右のフックで詰める久保に、大和も足を止めて打ち合う。ヒザやミドルを交えながら鋭いパンチを連打していく久保に、大和も右のパンチをしっかりと返していく。





 2R、ジャブを突きながら前へ出て行く大和、久保は左ミドルとジャブ、左ハイキックからバックキック。大和の左フックにバランスを崩す久保だが、左ストレートで前へ出て右フック! しかし、大和も打ち合いに応じる。至近距離でパンチを打ち合う両者、スリリングな打ち合いが続く!



 久保の左ハイキック、左ミドル。大和は左フックからクリンチ。左ボディから右フック左フックで久保をグラつかせる。大和の蹴り足を取ってパンチを返す久保。両者ふらつきながらも凄まじい打ち合いを展開! 大和の右フック、そして左フックで久保がグラつく! このラウンドは大和の10?9が三者となった。





 3R、左フックで前に出る大和、久保がワンツーを返す。ハイスピードの打ち合いを展開する両者に場内はヒートアップ。左フックからの右ストレート、そして左フックで大和がダウンを奪い返す!



 仕留めに行く大和に久保が左ハイキック! 大和はボディを叩いて左フック、久保も右フックを打ち返し、火の出るようなクロスファイトが展開される! そして次の瞬間、両者の左フックが同時にヒット! しかし、ぶっ倒れたのは久保! 壮絶な試合を制し、大和が全試合KO勝ちで栄冠を勝ち取った。





「自分、愛知県出身の大和哲也です。1回戦から強い選手ばっかりで……。仕事をしながらキックをやっていて、甘いって言われるんですけれど、自分はあえて厳しい道をいっているので。



 キックで打倒ムエタイも目指していくけれど、みんな強くてこれが終わりじゃないし、次はもっと面白くなります。このリングを指をくわえてみている選手もいっぱいいると思うので、そういう選手も上がってきてもらってK-1が盛り上がればいい。僕は僕なりの色でK-1を盛り上げていきたいと思います」と大和は喜びを語った。












▼セミファイナル(第10試合) -70kg World Championship Tournament FINAL16 3分3R延長1R

○アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/K-1 WORLD MAX2002世界王者)

判定3-0 ※30-26、30-26、30-27

●中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット/K-1 WORLD MAX2010日本代表決定トーナメント準優勝)

※クラウスがベスト8に進出。




 日本トーナメントで準優勝、倒すパンチを持つ期待の新鋭である中島。世界トーナメント初挑戦で初代世界チャンピオンのクラウスに挑む。中島のハードパンチは世界にも通用するのか? それとも昨年の長島☆自演乙同様、クラウスが世界の壁の高さを思い知らせるのか。



 1R、中島は左へ回り込みながらジャブを突き、左ローへつなげる。クラウスはガードを高く上げて左ロー。お互いにガードを固めながらのローの打ち合いだ。時折パンチをかわすが、両者ともローを多用。クラウスがボディからフックのコンビネーションで前へ出る! 左へ回り込んでいく中島だが、クラウスの圧力に押され気味。ラウンド終了直前、クラウスが左ジャブからの右ハイキックでダウンを奪う! オープンスコアは10-8でクラウス。





 2R、ジャブを突く中島は左ローをクラウスの奥足に落としていく。肩を揺すりながら圧力をかけていくクラウスは、ローをもらいながらも左右のフック、またも左ハイキックを放つ。左ミドルを面白いようにヒットさせていくクラウス。中島は左ローを蹴り続ける。



 クラウスが左ボディ、右ボディ、左フックと中島を追いかける。再び左ジャブから右ハイキック、そしてボディを叩くクラウス。中島はいいところがない。オープンスコアは2名が10-9でクラウス、1名が10-10となった。





 3R、ワンツーから左ハイキックを繰り出すクラウスに、中島はヒザを突き上げるが空振り。クラウスは潜り込みながらのアッパー、ワンツーで前へ出て行く。中島はクリンチ。左のボディから左右フックで攻めるクラウスに下がる中島。



 ローを蹴り続ける中島だが、クラウスのボディ、そしてフックに下がらされる中島。左右のフックは空を切り、クラウスはノーガードで中島を挑発する。最後はパンチで攻めた中島だが、クラウスからクリーンヒットを奪うことができず、クラウスが世界の壁の高さを日本の新鋭に思い知らせる結果となった。












▼第9試合 -63kg Japan Tournament 準決勝 3分3R延長1R

○大和哲也(大和/WBCムエタイルール日本ライト級&WMCインターコンチネンタル同級王者)

KO 2R2分13秒 ※左フック

●才賀紀左衛門(アンリミテッド/大誠塾)

※大和が決勝戦へ進出。




 準々決勝でベテランの石川を破る番狂わせを起こした才賀と、裕樹との実力者対決をKOで制した大和が激突。久保の待つ決勝戦へ駒を進めるのはどっちだ!?



 1R、ジャブの突き合いとローの蹴り合いが序盤は続く。前蹴りと右ストレートを素早く突き刺す才賀、何度も大和からカウンターを奪う。しかし、大和は下がらずに前へ出てジャブ、前蹴り。才賀が打ってきたところに大和が右のカウンターを奪う。才賀は後ろ蹴りからカカト落としを見せる。オープンスコアは三者とも10-10。





 2R、圧力をかけて前に出る大和、前蹴りで離す才賀にレバーブローを叩き込む。ワンツーから右ボディ、才賀の右フックには左フックを被せる。フェイントからテンカオを突き刺す大和、さらにレバーブロー。



 左ミドルを打ち込み、才賀のワンツーをパーリングして、すぐさまに左フック! ダメ押しの右フックを叩き込むと、才賀は前のめりに倒れる! 大きく沸く場内。大和が2連続KO勝ちで久保の待つ決勝戦へ勝ち進んだ。












▼第8試合 -63kg Japan Tournament 準決勝 3分3R延長1R

○久保優太(アンリミテッド/Krushライト級GP2009準優勝)

KO 1R1分21秒 ※左ハイキック

●松本芳道(八景/日本ライト級王者)

※久保が決勝戦に進出。




 準々決勝で上松をKOする大番狂わせを演じた松本と、尾崎に判定勝ちした久保が準決勝を争う。松本がまたしても番狂わせを起こすのか、それとも関係者の間ではナンバーワンの優勝候補・久保が順当に勝ち上がるのか?



 1R、まずはローの交換があり、久保が鋭いワンツーフックで前へ出る。パンチ、ローの単発での応酬があった後、突如、松本が前に出ようとした瞬間を狙った左ハイキック一閃! 松本は一瞬にして崩れ落ち、久保が衝撃的なKO勝ちを飾った。






 




▼第7試合 -70kg World Championship Tournament FINAL16 3分3R延長1R

○佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/K-1 WORLD MAX2008世界3位)

判定2-0 ※29-28、29-29、30-28

●山本優弥(青春塾/K-1 WORLD MAX2009世界3位)

※佐藤がベスト8に進出。




 世界トーナメント1回戦で実現した注目の日本人対決。両者は2005年2月6日に全日本キックで初対決、その時は佐藤が5度のダウンを奪って50?39という大差の判定勝ちを収めている。



 1R、佐藤が右ロー、左ローで先制。山本もワンツーを返しながら右ローを蹴る。近い距離で左ボディ、ワンツーにつなげる佐藤。前蹴りで突き飛ばし、ワンツー。山本は左ミドルとボディへのストレート。佐藤はテンカオ、山本もボディを返す。佐藤の鋭いテンカオ、山本は左ロー。両者とも相手のボディを攻める展開だ。オープンスコアは佐藤10-9が2人、10-10が1人。





 2R、右ローを連発していく山本に佐藤は左右フックと右ロー。両者とも近い距離でパンチを打ち合い、山本はレバーブロー、佐藤はテンカオ。さらに接近した状態で両者アッパーを放つ。



  パンチで前に詰める山本、佐藤はテンカオ。長いリーチからのワンツーと右ロー、山本は左のボディからフックのダブル。パンチで突進する山本に、佐藤はテンカオを突き刺す。オープンスコアは三者とも佐藤に10-9をつけた。



 3R、接近戦を仕掛けてフックとアッパーを繰り出す山本、アッパーで佐藤のアゴを勝ち上げる。左右フックで突進を続ける山本を、佐藤は右ロー、前蹴りで突き放す。佐藤も矢のようなワンツー、パンチにテンカオ。山本はバックブローからアッパー、佐藤は下がって距離をとり、ストレートとフックをヒットさせていく。





 ひたすら前へ出てパンチを打っていく山本に場内は沸く。佐藤下がらされながらも的確にテンカオ、ワンツーをヒットさせる。ラスト10秒で山本がラッシュを仕掛けたが、佐藤も右ストレートで応戦。熱の入った打ち合いが繰り広げられ、あっという間に3分3Rが過ぎ去った。



 判定は2-0で佐藤が勝利。しかし、佐藤に喜びはなく、口を真一文字に結んだままさっさとリングを降りていった。














▼第6試合 -70kg World Championship Tournament FINAL16 3分3R延長1R

○長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/K-1 WORLD MAX2010日本代表決定トーナメント優勝)

判定2-0 ※29-29、30-29、30-29

●アンドレ・ジダ(ブラジル/ユニバーシダデ・ダ・ルタ)

※長島がベスト8に進出。




 ミドル級の世界トーナメント1回戦の初陣を飾るのは、日本チャンピオンの長島と総合格闘家ながらK-1ルールでブアカーオからダウンを奪ったこともあるジダの対戦。長島は『エヴァンゲリオン』の着ぐるみを着て、コスプレ軍団を引き連れての入場。ジダはストロングマシーンのマスクを被っての入場だ。リングサイドには桜庭和志が姿を見せた。



 1R、思い切り左フックを奮うジダに長島はボディを叩いていく。今回の長島はガードをしっかり上げて、ステップを使いながらジダにパンチを返していく。左右フック、そしてボディを叩く長島。ワンツーを伸ばすジダだが、長島はしっかりとかわしてボディを叩き、左右フック。オープンスコアは三者とも10-10。





 2R、ローから左右フックの長島はジダと共に思い切りフックを振り回していく。長島の左ボディ、両者はフックを何度も交錯させる。長島が飛び込んでの右ストレート、ジダの右フックに右フック。ラスト10秒で打ち合いを開始し、両者ともパンチをぶん回して場内を沸かせる。ジャッジ1名が10-9でジダ、2名がイープン。





 3R、フックを打ちに行くところでジダの右フック、左フックを続けて被弾してしまう長島。入って行くところにジャブを合わされ、フックも空振りが続く。しかし、左ボディを叩くとジダがバランスを崩し、長島が一気に詰めていく。ジダも右フック、長島はジダの頭が下がったところへ右ヒザ蹴り! この一発でジダが下がり、長島がパンチで前へ出て行く! そして終了のゴング。



 最終ラウンドのアグレッシブが評価され、長島が判定2-0で判定勝ち。派手さはなかったが、堅実な闘い方で勝利を収めた。











▼第5試合 -63kg Japan Tournament FINAL第1リザーブファイト 3分3R

○宮田和幸(Brave/シドニー五輪レスリングフリースタイル63kg級日本代表)

判定3-0 ※三者とも27-26

●渡辺一久(フリー/元プロボクシング日本フェザー級王者)




 第1リザーブを決める闘いは5年ぶりにK-1参戦、『DREAM』で活躍する総合格闘家の宮田と、破天荒なファイトで常に会場を沸かせる元プロボクサーの渡辺という異色なカードが組まれた。



 1R、予告通りに右ローキックを連発する渡辺に、サウスポーの宮田もローを返す。渡辺の豪快なバックブローの空振りに場内が沸く。さらにパンチで前に出る渡辺、飛び蹴りまで繰り出すという破天荒ファイトだ。宮田は左ミドルを2発蹴った。オープンスコアは三者とも10-10。





 2R、宮田はカポエラキックのような変則的な蹴りで奇襲を仕掛け、両足で挟んで渡辺を倒す。右に左にと構えを変える宮田、渡辺は上段後ろ廻し蹴りを放つ。右ストレートを連打して前に出る渡辺、宮田も左右のフックで応戦し、左ミドル。



  前のめりに攻める渡辺に宮田の左ローがヒット、これでダウンを奪う。オープンスコアは三者とも10-8。



 3R、宮田の三日月蹴りを喰らって腹を抑えながら倒れる渡辺。この試合2度目のダウンを奪われる。一気に攻める宮田、パンチからヒザ、さらに三日月蹴りで渡辺の身体をくの字にさせる。








  しかし、ここで渡辺が大爆発! 前に出て左右フックで猛攻を仕掛け、右フックでダウンを奪い返す!



 さらに左右のフックを振り回す渡辺、宮田も打ち返すがパンチをもらう。宮田のテンカオで倒れる渡辺だが、これはダウンにならず。両者フラフラの状態で渡辺が逆転を狙うが、ダウンを2度奪った宮田が判定勝利を収めた。



 






 




▼第4試合 -63kg Japan Tournament 準々決勝(4) 3分3R延長1R

○大和哲也(大和/WBCムエタイルール日本ライト級&WMCインターコンチネンタル同級王者)

KO 1R3分3秒 ※右フック

●裕樹(リアルディール/初代RISE 60kg級王者)

※大和が準決勝に進出。




 誰もが“事実上の決勝戦”と認める実力者対決。圧倒的なパンチでのKO率を誇る大和と、破壊力抜群のローキックを武器とする裕樹。KO必至の準々決勝最大のクライマックスが訪れた。



 1R、いきなりインローを蹴る裕樹、左右のフックで前に出る大和をローで迎え撃つ。裕樹は左ローから右ストレート、大和は前蹴りで距離をとりながら左右のフック。








  前蹴りを多用する大和は、ボディから左右フックのコンビネーション、裕樹は左ロー。左ボディ→左フック→左アッパーと左のパンチで攻める大和。



  裕樹も右ストレートで大和を押すが、裕樹の右フックに左フックのカウンター! この一発で前のめりに崩れ落ちる裕樹! 壮絶なKO勝ちで大和が事実上の決勝戦と言われた試合を制した。











▼第3試合 -63kg Japan Tournament 準々決勝(3) 3分3R延長1R

○才賀紀左衛門(アンリミテッド/大誠塾)

判定3-0 ※29-27、30-26、30-28

●石川直生(青春塾/第2代全日本スーパーフェザー級王者)

※才賀が準決勝に進出。




 大ブーイングで迎えられた才賀。試合前から舌戦を繰り広げ、毒舌の才賀はもはやMAXを代表するヒール(悪役)となった。対する石川はキックボクシング界の軽量級を代表する選手。今回のトーナメントに懸ける意気込みも凄まじいものがある。大ベテランとK-1甲子園出身ファイター、新旧対決に勝つのはどっちだ!?



 1R、ジャブと前足の上下でリズムをとる石川に、才賀が左手を引っ掛けて前手を下げさせての右ロングフック! この一発でダウンを奪う! 立ち上がると前蹴り、ハイキック、飛びヒザ蹴りで距離をとる石川。




  右ハイキックを放っていくが、才賀はローを返して右ストレートで石川を吹っ飛ばす。不適な笑顔を浮かべてパンチを打っていく才賀に、石川は押され気味。左ミドルキックもヒットする。オープンスコアは三者とも10-8だ。



 2R、ジャブ、左ミドル、前蹴りで距離を作り、飛びヒザ蹴りを発射する石川。焦り気味ではあるが、右ストレートをヒットさせる。そして左ミドル。



  前に出る石川が組み付き、離れ際に左フック。才賀も右フックを返す。飛びヒザ蹴りから右フック、ローとミドルで攻める石川。手数の少なくなった才賀だが、ゴング間際に胴廻し回転蹴り! これがヒットし、石川が大きくグラつく! オープンスコアは2名が10-9で才賀、1名が10-10。





 3R、もはや後がなくなった石川は前に出てテンカオ、パンチを放っていくがヒットを奪えない。才賀はハイキック。石川は飛びヒザ蹴りを乱発するが、やはりヒットは奪えない。ひたすら飛びヒザ蹴りを繰り出し、接近戦でパンチを打っていく石川。才賀も苦しそう。



 飛びヒザ蹴りから右ストレートをヒットさせる石川だが、才賀は胴廻し回転蹴り。最後のゴングまで攻め続けた石川だが、奮闘及ばず、才賀が大ベテランの石川を下した。











▼第2試合 -63kg Japan Tournament 準々決勝(2) 3分3R延長1R

○久保優太(アンリミテッド/Krushライト級GP2009準優勝)

判定3-0 ※三者とも30-29

●尾崎圭司(チームドラゴン/K-1 WORLD MAX2007日本代表決定トーナメント3位)

※久保が準決勝に進出。




“久保きゅん”のニックネームでツイッターを中心に人気急上昇中の久保。関係者の間では優勝候補に推す声が多く、若さもありその潜在能力は計り知れない。



 対するは70kgから階級を下げてこのトーナメントに懸ける尾崎。両者ともバックボーンがテコンドーであり、足技対決が期待される。



 1R、サウスポーの久保が放った左ハイキックに右ローを合わせる尾崎。ジリジリと間合いを詰めていく久保に、尾崎は右へ回り込みながらのバックキック。尾崎は久保がパンチで前へ出てくるとロー、久保の蹴りにもローを合わせていく。




  久保はノーガードで挑発、左右の連打から左ハイキックで前へ出る。尾崎は徹底してローを合わせていく。オープンスコアはジャッジ三者とも10-10。



 2R、尾崎の左ハイキックにローを返した久保。尾崎が大きくバランスを崩す。前に出る久保の左ミドル、ワンツーで下がらされ続ける尾崎。圧力をかけて右フックから左ストレートにつなげる久保。ジャッジ三者とも10-9で久保につけ、久保はニッコリと笑顔を浮かべる。





 3R、長いリーチを活かしたジャブで前に出る久保、尾崎もワンツーを返すが届かない。ジャブの突き合い、ローの蹴り合いでもリーチに優る久保の方がヒットする。圧力をかけてコーナーに追い込む久保、尾崎が打ち返してもスウェーでかわし、すぐに左ストレートを返す。



  久保の左ストレートに上段後ろ廻し蹴りを返す尾崎。残り10秒で回転技を連発する尾崎だが、久保は余裕でかわして終了のゴングを聞いた。久保が圧勝で準決勝・松本戦に駒を進めた。











▼第1試合 -63kg Japan Tournament 準々決勝(1) 3分3R延長1R

○松本芳道(八景/日本ライト級王者)

KO 3R2分45秒 ※パンチ連打

●上松大輔(チームドラゴン/ISKAオリエンタル世界ライト級王者)

※松本が準決勝に進出。




 5・2JCBホールの開幕戦でメインを飾り、インパクト大のKO勝ちで一躍エース候補に躍り出た上松。対するは“超大穴”として大月晴明を破った松本。対照的な立場にいる両者がトーナメントのスタートを飾る。



 1R、右ストレートから右ローで前に出る松本、上松はブロックをしっかり固めて左フックからの右ローを返す。



  松本は早くも得意の飛びヒザ蹴り、上松はブロックして連打で前に出る。右ストレートから右アッパーにつなげる上松、相打ちの左フック。松本の飛びヒザ蹴りに上松がラッシュを仕掛け、松本も応戦する。ここで上松の左目尻から出血! しかし、オープンスコアは上松に10-9が2人、10-10が1人。





 2R、ジャンプしてパンチを打つ松本、上松の入り際に右フックでダウンを奪う! 飛びヒザ蹴りからワンツー、右に左にと構えを変えて迫る松本だが、上松は落ち着いて左フックを放っていく。松本はまたも飛びヒザ蹴り! 連打で松本をコーナーへ追い込む上松だが、松本もストレートとヒザ蹴りで押し返す。



 ボディから右フックにつなげる松本、上松はヒザから左フック。サウスポーに構えて右のジャブを長く伸ばす。オープンスコアは2名が10-8、1名が10-9。





 3R、ローから左右のフックで前へ出る上松、松本は右のジャブを伸ばして距離をとり、左ミドルを蹴っていく。ここで上松にドクターチェック。流血はかなり激しい。再開後、ボディから左右のフック、そしてヒザで前に出る上松。しかし、松本も飛びヒザ蹴りをまぜながらの連打で押し返す。



 松本の長いジャブ、そしてカウンターのテンカオ、意表をつく飛びヒザ蹴りで松本が突き放す。上松は右アッパーを連打し、松本もフックを連打。ワンツーからヒザ蹴りで攻める上松だが、松本の連打でロープに釘付けになる上松! ガードを固めてディフェンス一辺倒になってしまう上松! 松本の連打で一方的に打たれる! ここでレフェリーが試合をストップ! エース候補の上松が初戦で敗れるという大波乱でライト級GPは始まった!











▼オープニングファイト第3試合 -63kg Japan Tournament FINAL第2リザーブファイト 3分3R

○卜部功也(チームドラゴン/K-1甲子園2008準優勝)

判定3-0 ※30-28、30-28、30-27

●“狂拳”竹内裕二(菅原/WMAF世界&MA日本スーパーフェザー級王者)




 優勝候補に挙げられる注目選手であったにも関わらず、5・2JCBホールでのライト級GP開幕戦で裕樹のハイキックに散った竹内。リザーバーとなってトーナメント復活への希望をつなぐか。対するは『K-1甲子園』出身(2008年準優勝)で、プロ転向後は負けなしの卜部弟。ここで格上の竹内を喰えば、一気に名を上げることが可能だ。



 1R、サウスポーの卜部は左ハイキック、続く左ローはローブローに。左ハイキックを狙っていく卜部は、左ローも散らしていき、左ストレートを突き刺す。竹内もボディを叩きながら左右フック、卜部のローに左フックを合わせていく。





 竹内が意表を突くバックブロー、卜部は飛びヒザ蹴りを放つ! ロープに寄りかかってノーガードでパンチをかわそうとする竹内に、卜部が左ストレートを何度もヒットさせ、ローにつないでいく。オープンスコアは10-9で卜部。



 2R、卜部は左ハイキックから速い左ジャブの連打。竹内も連打で前へ詰めていく。ノーガードでパンチをかわして自分が打っていく竹内だが、卜部の顔面前蹴りをもらい、左ローで下がる。さらに左へ回り込みながら面白いようにワンツーをヒットさせ、左ハイキックを叩き込む卜部。



 竹内はムキになってパンチで追いかけるが、卜部の長いリーチからのワンツーを逆にもらう。ワンツーをヒットさせては下がる卜部。ゴング直前、竹内は一気にラッシュをかけて卜部を下がらせていく。オープンスコアは2名が10-10、1名が10-9で卜部。





 3R、左目尻から出血した竹内は右ストレートから左右フック、アッパーにつなげていくが、卜部がワンツーを打っては離れを繰り返して竹内のパンチをもらわない。ここで竹内にドクターチェック。再開後、距離を詰めて連打を見舞っていく竹内だが、卜部の的確なワンツー、右フックが目立つ。前に出てパンチを出していく竹内だが、卜部は連打から左ロー!



 とにかく前進してパンチを放っていく竹内だが、卜部のパンチももらってしまい、左ローでガクッと体勢を崩す。卜部が飛びヒザ蹴り、さらに右ハイキック! 竹内必死の追い上げは実らず、卜部が完勝に近い形で金星を獲得した。











▼オープニングファイト第2試合 K-1ルール 70kg契約 3分3R

○小宮由紀博(スクランブル渋谷/RISE 70kg級トーナメント2009優勝)

判定3-0 ※三者とも30-29

●タヒール・メンチチ(コソボ共和国/チーム・スーパープロ)




 RISEの70kg級トーナメント覇者の肩書きを引っ提げ、3・27K-1MAXでK-1デビューを果たした小宮(3RでTKO勝ち)。2戦目となる今回は、コソボ共和国出身で、アルバート・クラウスと同じチームに所属する初来日ファイター。



 1R、長いリーチからパンチと蹴りを放ってくるメンチチに、小宮は右へ回り込みながらのローキック。右に左にと構えを変えるメンチチ、左右のフックを繰り出して前に出るが、小宮は潜り込んでパンチを見舞っていく。メンチチはクリンチが多く、口頭注意を受ける。オープンスコアは10-10のイーブン。





 2R、メンチチのハイキックを空振りさせ、右ローを蹴っていく小宮。さらに潜り込みながらパンチを連打し、得意の右ストレート。ここで組み付いたメンチチがまたも注意を受ける。メンチチは片手を引っ掛けてのヒザ蹴りで何度も顔面を狙い、小宮は間合いを詰めてパンチを繰り出していく。



 メンチチの長いリーチに苦しむ小宮、右ストレートで入っていくが、メンチチに捕まってしまう。小宮の右ローにメンチチが打点の高いヒザ蹴り。小宮山飛びヒザ蹴りから距離を詰めてのパンチ、しかしまたもメンチチのクリンチに捕まってヒザをもらう。業を煮やした小宮はサバ折りでメンチチをマットに叩きつけた。オープンスコアはこのラウンドも10-10のイーブン。





 3R、右ストレートと右ローで強引に前へ出る小宮、メンチチは片手を引っ掛けての顔面ヒザ、そして長いリーチから繰り出すストレートで応戦する。右ロー、右ストレートからの右フックで小宮が前へ出る。しかし、メンチチも左フックを叩きつけて片腕を小宮に巻きつけてヒザ蹴り。小宮はそのまま殴り続ける。



 もつれ合いながらお互いにパンチを繰り出し、泥試合の様相に。ひたすら前へ出てパンチを放つ小宮、蹴りから単発でパンチを伸ばすメンチチ。小宮はフラフラになりながらも前に出て、パンチを出してメンチチを追いかけた。この最終ラウンドで差が付き、小宮が苦しみながらも勝利をもぎ取った。











▼オープニングファイト第1試合 -63kg Japan Tournament FINAL第3リザーブファイト 3分3R

○谷山俊樹(谷山/MA日本ライト級8位)

判定3-0 ※29-27、29-28、29-28

●麻原将平(シルバーアックス/2008年RISE KAMINARIMON 60kgトーナメント優勝)




 オープニングを飾るのは5・2JCBホール大会でのライト級GP開幕戦で、卜部弘嵩に勝った谷山と、嶋田翔太を下した麻原の対戦。谷山ジム会長の息子で学生キックで腕を磨いた谷山、正道会館で空手を学びキックに転向した麻原。共にハイキックを得意とする。



 1R、麻原が右ローで先制、谷山も右ローを返す。共にパンチを連打し、谷山は右ロー、麻原は左右のミドルを蹴る。谷山の右ハイキックがかすめ、やや怯んだ麻原に谷山がパンチを連打。しかし、麻原もすぐに立て直して左ミドルを返す。





 谷山が右ローを蹴って前へ出てきたところに麻原の右ストレートがヒット! すかさずパンチで詰めていく麻原に谷山もパンチを打ち返す。これが決めとなり、オープンスコアはジャッジ三者とも10?9で麻原。



 2R、前に出てパンチのコンビネーションを放っていく谷山、右ローと右ミドルも繰り出す。麻原が飛びヒザ蹴りの直後に放った右ストレートに合わせた右ハイキックで谷山がダウンを奪う! 連打で一気に詰めていく谷山だが、麻原も右ストレートを返す。さらに右ミドルに右ストレートを合わせ、盛り返していく麻原。谷山もハイキックからの連打。パンチの回転力に優る谷山のラッシングに麻原は下がらされる。オープンスコアは谷山の10?8。





 3R、谷山の右ミドルをキャッチして倒す麻原。谷山が右ハイキックを放つと、麻原が一気にパンチで前進して打ち合いに持っていく。谷山もこれに応え、足を止めての打ち合いとなったが、ガムシャラな麻原に対して谷山が的確にパンチを当てていく。



 左フックからの飛びヒザ蹴りを放った麻原に、谷山がパンチで突進。そこへ飛びヒザ蹴りを合わせ、左ハイキックを放つ麻原だが、逆転はならず。谷山がパンチの連打で押し切った。



>>K-1公式サイト


<記事提供=格闘技WEBマガジンGBR



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