【ジュエルス】石岡が一本勝ちも、米国二冠王は猛抗議。期待の朱里は判定勝利

【 2009年12月20日 18:26 】

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マーヴェラスジャパン/DEEP事務局
「女子総合格闘技ジュエルス 6th RING」
2009年12月11日(金)東京・新宿FACE
開場18:15 開始19:00
観衆=762人(満員)

▼メインイベント(第9試合) JEWELS公式ルール -52.5kg契約 5分2R
○石岡沙織(空手道禅道会小金井道場)
一本 1R2分45秒 ※腕ひしぎ十字固め
●サリー・クラムディアック(アメリカ/UMMA&FCF王者)



 昨年11月のジュエルス旗揚げ戦でメインを飾り、ジュエルスのエースとして活躍中の石岡がシュートボクシングでの経験を経て、約5カ月ぶりにホームリングに復帰。1周年記念大会のメインで強敵を迎え撃つことになった。

 対戦相手のサリーはFCF(Freestyle cage fighting)、UMMA(United mixed martial arts)の125lbのタイトルを保持しており、現在アメリカMMA2冠女王。総合戦績は7勝2敗、キックボクシングでも3勝1敗の戦績を残すストライカータイプの強豪選手だという。



 前日計量で400gオーバーと契約体重をクリアー出来なかったため、サリーはイエローカードが提示された状態でのスタートとなった。

 1R、様子を見る中、石岡はけん制の右ロー。するとサリーは強烈なワンツーで石岡をコーナーまで下がらせる。

「打撃が痛かったです」と警戒心を強めた石岡はサリーを首相撲に捕らえるとヒザ蹴りを連打。この一発がボディーにのめり込み、サリーのバランスが崩れたところを、石岡が払い腰でテイクダウンする。



 すぐに立ち上がったサリーに対し、石岡が「練習してきた」というタックルへ。これをサリーがガブって逃げると、石岡は自ら下になる。サリーの腕をキャッチし石岡が腕十字の体勢へ。

 梅木レフェリーの「ギブアップ? OK?(ギブアップするのか?)」との問いかけに対し、「ギアアップするのか? それとも大丈夫?」と捉えたサリーはOKと応えたためにレフェリーがストップ。納得のいかないサリーとセコンドは猛抗議していたが、石岡の一本勝ちとなった。



 試合後、石岡は「あの腕十字で伸びきっていたと思います」と一本勝ちに自信満々。いい形で今年一年を締めくくることができ、来年については「日本産ではなく、そろろろ韓国産のハムが食べたいですね」と2008年2月スマックガールで対戦し、敗れたハム・ソヒとのリベンジを要求。「そろろろ私が負けた相手にリベンジしていかないと始まらないと思います。今は団体が違いますけど、高林(恭子)選手、V一選手ともやってみたいですね。藤井選手とは一番最後にリベンジしたいです」とした。




▼セミファイナル(第8試合) シュートボクシングルール -52kg契約 2分3R
○朱里(SMASH)
判定3-0 ※30-28、30-25、30-28
●ASAKO(U-FILE CAMP岐阜)



 プロレスのハッスルで活躍していた“空手美少女”KGこと朱里(本名:近藤朱里)がジュエルス初参戦。来年2月に旗揚げする新団体「スマッシュ」の看板選手となるだけに、注目の集まるプロデビュー戦となった。

 対するASAKOは前回の9月大会で石川菊代と対戦し一本負けするも、前に出続けるファイトスタイルを見せたストライカー。これまでにキックの試合を数戦経験しているという。入場時、コスプレが趣味だという朱里はセーラー服姿で登場。セコンドには小路晃。



 1R、 お互いに気持ちを全面に出した殴り合い。ASAKOの回転の速い連打の前に押される場面もあった朱里だが、左ミドルで突き放す。ASAKOが組み付きにくると、朱里はシュートボクシングルールで認められるフロントチョークの体勢へ。ぐいぐいと締め上げながら、振り回すパワーの差を見せ付けた。これで朱里はキャッチポイント1を奪取。

 2R、ASAKOの右フックが朱里の顔面をとらえ始める。しかし、朱里は押されることなく左ミドル。これが面白いようにASAKOのボディをえぐり、後退させる。



「空手のときに得意というわけではなかったのですが、練習で『左ミドルがいいね』と言われ、磨いてきました」と朱里。 K-1MAXで活躍する“左ミドルの革命児”日菜太が所属する湘南格闘クラブでの出稽古の成果か?

 3R、このラウンドでも朱里がフロントチョークでキャッチポイント1を奪う。肩で息をするようになったASAKO。前に出続ける朱里は右ハイキックをクリーンヒット! しかしASAKOは倒れない。



 残り時間僅かとなり、朱里がパンチのラッシュを仕掛けたところでゴング。終始休む間のない打撃戦だったために場内は拍手で両者を称える。

 判定で勝利した朱里は「こんなに多くの方の前で試合ができて本当に嬉しいです。これからも、プロレスと格闘技の両方で頂点を取っていきたいと思います」とマイクアピールした。



▼第7試合 ROUGH STONE GP 2009 -48kg級 決勝戦
○小寺麻美(PUREBRED川口REDIPS)
判定3-0
●石川菊代(フリー)
※小寺がROUGH STONE GP 2009 -48kg級で優勝



 優勝候補の二人が決勝戦で遂に激突。小寺はスマックガールのグラップリングトーナメントで2度も優勝した実績を持つ。対する石川はデビューから2試合連続で一本勝ち。師匠の初代フライ級キング・オブ・パンクラス砂辺光久譲りのテクニックで一本を狙う。

 1R、ゴングと同時に小寺が高速タックルでテイクダウンに成功。スタンドからの再開となっても絶妙なタックルで小寺がテイクダウンし寝技で優位に攻める。



 マウントポジションは返されたが、下になった小寺は三角絞めを仕掛け、石川はガードするのにいっぱい。
 
 2R、石川は打撃で活路を見出そうにも、小寺がタックルを狙う。グラウンド状態となったが、立った石川がパンチを出したためにイエローカード。再開後も小寺が肩固めを極めにいくなど差をつける。グラウンドで圧倒的な強さを見せ付けた小寺が優勝した。



 

▼第6試合 ROUGH STONE GP 2009 -54kg級 決勝戦
○長野美香(S-KEEP/CORE)
一本 2R3分56秒 ※腕ひしぎ十字固め
●鹿児島陽子(品川CS)
※長野がROUGH STONE GP 2009 -54kg級で優勝



 今年4戦目となる長野。3戦全て腕十字で一本勝ち、プロレスやセミヌードに挑戦するなどジュエルスで一番注目の選手となった。

 対する鹿児島は一回戦で“DEEP佐伯繁代表の秘蔵っ子”アミバを撃破しての決勝進出。

 1Rから長野ペース。鹿児島の打撃に付き合わずに、長野が素早いタックルで上のポジションを取る。下の鹿児島は頑なに防御に徹し、腕を極めさせない。膠着したためにブレイク。
 


 再開後、腕十字を極めにいく場面のあった長野だったが、研究されたか極めきれない。

 2R、長野の猛攻を凌いだ鹿児島が膝十字を極める場面も。ピンチの長野だったが脱出し上を取ると腕十字へ。これがガッチリ決まり、4連続で腕十字による一本勝ちを収めた。




▼第5試合 ROUGH STONE GP 2009 -60kg級 決勝戦
○アレクサンドラ・サンチェス(ドイツ/MMA Berlin)
一本 1R3分39秒 ※腕ひしぎ十字固め
●森居知子(伊藤道場)
※サンチェスがROUGH STONE GP 2009 -60kg級で優勝



 前回大会で連勝記録を更新していた“期待の大型新人”杉山しずかを破っているサンチェス。対する森居は、及川千尋との女子プロレスラー対決を制しての一戦。

 1R、サンチェスはパワフルな打撃をヒット。森居は組み付いてテイクダウンを狙うが、サンチェスは余裕の表情。

 再開後、サンチェスのヒザが森居を襲う。やっとの思いで森井がテイクダウンしたが、サンチェスが即効で腕十字を極め、規格外の強さを見せ付けた。




▼第4試合 JEWELS公式ルール -60kg契約
○杉山しずか(空手道禅道会横浜支部)
判定3-0
●尾関 煌(シュートボクシング・龍生塾)



 総合デビュー戦の尾関を相手に、杉山が圧勝すると思われたが意外や苦戦。

 杉山がテイクダウンしては三角絞め、腕十字を狙いにいくも、尾関がこれらをことごとく潰していく。マウントポジションを取ったが、チャンスは生まれない。

 2Rも尾関のパンチをさけるように杉山がグラウンド勝負に出るも尾関に粘られる。判定で勝利した杉山だったが、勝ち名乗りを受けても笑顔は見られなかった。




▼第3試合 JEWELS公式ルール -53.5kg契約
○金子真理(空手道禅道会阿南道場)
判定3-0
●富田里奈(AACC)



 総合戦績は18戦9勝8敗1分とキャリアのある金子が約4年ぶりに戦線復帰。対する富田は総合4戦目。デビュー戦では一本勝ちしたが、長野美香に二連敗。ここで勝利したいところだが。

 1R、富田の打撃に付き合わずに金子がテイクダウン。グラウンドでは優位に立ち、終了間際にはスピニングチョークを極めにいく。

 2Rも金子が富田をグラウンドに引き込む再びスピニングチョークを極めにいった。富田は何とか凌いだものの、ベテラン金子が完封勝利。



▼第2試合 JEWELS公式ルール -48kg契約
○深岬パトラ(空手道禅道会松本支部)
判定3-0
●井上由美子(PUREBRED)



「羽柴まゆみ」としてグラビアアイドルで活躍していた井上がジュエルスに初参戦、約4年ぶりの戦線復帰となった。対する深岬は総合で3戦3敗と勝ち星に恵まれていないが、10月の全日本RF空手道選手権で優勝し着実に実力を伸ばしている。

 1R、テコンドー仕込みにステップで打撃を繰り出す井上。深岬はパンチでプレッシャーをかけヒザ蹴り。そのまま引き込んでテイクダウンすると、深岬は井上のボディにパウンドを落とす。



 さらには、亀の状態の井上のバックを奪うとヒザを落としていく。終了間際には深岬の裏十字が決まりかかるも井上が耐えた。

 2R、試合のブランクが響いたか、井上には疲れが見える。深岬はパンチ連打からテイクダウンしての腕十字など優位に攻めていく。井上の粘り強さの前に苦戦を強いられたが、深岬が判定で初勝利を収めた。



▼第1試合 JEWELS公式ルール -48kg契約
○山田よう子(PUREBRED)
判定3-0
●MIYOKO(GRABAKAジム)※デビュー戦



 日本を代表する女子アームレスラーの山田がジュエルス初参戦。一方のMIYKOはジュエルスアマチュアルールで実績を積み、今回が念願のプロデビュー戦。柔術青帯を保持する。

 1Rに山田がバックブローでダウンを奪い、MIYOKOは大ピンチ。しかし、その後はダメージを感じさせることなく、寝技で優位に試合を組み立てたが、奪われたダウンポイントをひっくり返すまでには至らず。山田が勝利を収めた。

<記事提供=格闘技WEBマガジンGBR


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