【 2009年12月06日 03:03 】
【最新号】Fight&Life vol.15
FEG
「K-1 WORLD GP 2009 FINAL」
2009年12月5日(土)神奈川・横浜アリーナ
開場16:00 開始17:00
観衆=17,626人(満員=主催者発表)
▼メインイベント(第10試合) トーナメント決勝戦 3分3R延長2R
○セーム・シュルト(オランダ/正道会館/K-1 WORLD GP 2005?2007優勝)
KO 1R1分48秒 ※左ミドルキック
●バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム/前K-1ヘビー級王者)
※シュルトが4度目の優勝。
2009年立ち技ヘビー級最強の男は、バダ・ハリとセーム・シュルトによって争われることになった。両者は今年5月にオランダで対戦し、ハリが1RでKO勝ちを収めている。
ハリが優勝すれば初優勝でK-1新時代の幕を開ける、シュルトが優勝すればアーネスト・ホーストの持つ史上最多タイとなる4度目の優勝。再戦を制して最強の座に就くのはどっちだ!?
1R、左ローと左前蹴りで先制するのはシュルト。左フックで突っ込むハリは、オランダの再現のようにフックでラッシュをかける。
シュルトは前蹴りから左ハイキック。ハリがストレートとフックでラッシュをかける。しかし、シュルトの左ジャブでハリがダウン!
頭を振ってパンチをよけるハリだが、シュルトの左ハイキックで横に吹っ飛び2度目のダウン! 飛びかかるハリとシュルトは弾け飛ぶように両者スリップ。両者立ち上がると捨て身の玉砕戦法で突っかかっていくハリだが、シュルトは左の三日月蹴り! これがグサリと突き刺さり、ハリは右のパンチを出しながらマットに倒れた。
KOが続いた史上最速決着のワールドGPを制したのは、大巨人シュルト。2005~2007年の三連覇に続き、ホーストの打ち立てた大記録と並ぶ4度目の優勝という偉業を達成した。「タイトルを奪取できて嬉しく思っている。自分自身に誇りを持っているし、練習に付き合ってくれたゴールデン・グローリーのメンバーに感謝している」とシュルト。笑顔で観客の声援に応える。
続いてハリがマイクを持ち「自分に出来ることは面白い試合を皆さんに見せること。来年はさらなるベストファイトを皆さんにみせますので、もう少し待ってください」と、来年こそ……をファンに誓った。
▼セミファイナル(第9試合) スーパーファイト 3分3R延長1R
○タイロン・スポーン(スリナム/ブラックレーベルファイトクラブ)
判定3-0 ※30-27、30-28、29-28
●京太郎(チームドラゴン/K-1ヘビー級王者)
武蔵引退後、日本のエースとしての期待がかかる京太郎が登場。今回の対戦相手は89戦して4敗しかしていない驚異のK-1ニューカマーであるスポーン。
1R、フットワークを使って左へ回り込みながら左インローを蹴る京太郎。時折、右へ回り込んで右ローも蹴る。
スポーンは上手く京太郎を追い詰めていき、京太郎はロープ際にまで下がらされる。右フックで切り込むスポーン、左ボディには京太郎も右ストレートを返す。
スポーンはローを蹴ると転倒する場面が目立つが、カウンターの右ストレートで京太郎にも尻餅をつかせる。ローからワンツー、そして左ミドル。鋭い右ストレートは京太郎がかわした。オープンスコアはジャッジ2名が10-9でスポーン、1名は10-10。
2R、京太郎はやはりフットワークで左右に動きながら左右のローを蹴っていき、スポーンは圧力をかけて前へ出る。京太郎に対し、最小限の動きであっという間に間合いを詰めるスポーン。
京太郎のインローにバランスを崩したが、すぐに鋭い右フックをローに合わせる。
京太郎の右ローを嫌がり始めたスポーンだが、圧力の強さは相変わらず。京太郎がパンチ4連打から右ロー、スポーンは左ボディから右ロー。スポーンは左ボディを徹底的に狙う。オープンスコアは1Rに続き、ジャッジ2名がスポーン、1名が10-10。
3R、動きながらスポーンの前足にローを集中させる京太郎にパンチとローを返すスポーン。
京太郎が組んでくると鋭いヒザ蹴り。京太郎をコーナーへ追い詰めてヒザと左ボディ、右ストレート。ボディを効かされた京太郎は動きが鈍る。
足が止まった京太郎はワンツースリーから右ロー、スポーンは左ボディからワンツー! さらにヒザ蹴り。スポーンは右フックから左ハイキック。下がりながらパンチを返す京太郎だが、スポーンのヒザが突き刺さり、すぐにワンツー。左ボディからのワンツーと、ボディと顔面に攻撃を散らしてスポーンが圧倒。判定3-0でスポーンが次世代対決を制した。
▼第8試合 トーナメント準決勝 3分3R延長1R
○セーム・シュルト(オランダ/正道会館/K-1 WORLD GP 2005?2007優勝)
KO 1R2分38秒 ※左ストレート
●レミー・ボンヤスキー(オランダ/チーム ボンヤスキー/K-1 WORLD GP 2003&2004&2008優勝)
※シュルトが決勝に進出。
準決勝第2試合はボンヤスキーとシュルトのワールドGP3度優勝者同士の激突。両者は過去2度対戦し、いずれもシュルトが勝利している。勝った方がホーストとならぶ“4タイムス・チャンピオン”に王手をかけることになる一戦だ。
1R、出会い頭にアリスターの左フックがヒットし、シュルトがまさかのダウン! 飛ぶように襲い掛かるボンヤスキーに、シュルトが前蹴りとヒザ蹴りで反撃する。コーナーに追い詰められ、ヒザをボディに突き刺されるボンヤスキー。
シュルトの左ヒザがボンヤスキーの顔面へ! コーナーへ詰められて前蹴り、ヒザ、パンチをボディにもらう。最後はシュルトの右ストレートでボンヤスキーがダウン!
シュルトの左ミドル、そしてヒザでダウン気味に転倒するボンヤスキー。何とか立ち上がるも、シュルトの右ローをもらい、ボンヤスキーが2度目のダウン。逆転KOでシュルトが決勝進出を果たした。
▼第7試合 トーナメント準決勝 3分3R延長1R
○バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム/前K-1ヘビー級王者)
KO 1R2分14秒 ※左ハイキック
●アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー/初代ストライクフォース世界ヘビー級王者)
※ハリが決勝に進出。
準決勝第1試合は昨年の大みそか『Dynamite!!』の再戦となった。有利なK-1ルールにも関わらず1RでKO負けを喫するという屈辱を味わったハリが、最強の侵略者アリスターにリベンジすることは出来るか? ハリは、いやK-1は最大の大一番を迎えた!
1R、ハリがワンツーで仕掛けるとアリスターが突き飛ばすように押し倒す。ハリがパンチを連打、アリスターは抱きつく。速いワンツーで前に出るハリにアリスターは組み付いてのヒザ。アリスターがハリを突き飛ばして転倒させる。
アリスターの左フックにハリがカウンターで右ストレート、すぐさま追撃の右フックでアリスターが正座するようにダウン! 一気にパンチでラッシュをかけるハリ! グラつくアリスターに右ハイキック! ハリのパンチに防戦一方となるアリスター! そこへ左ハイキック! 大きくグラついて身体が泳ぎ、コーナーへ吹っ飛ぶアリスター!
これがダウンとなり、ハリがリベンジに成功! K-1の牙城を守ったハリに場内は総立ち! 壮絶な決着となり、ハリが昨年に続いての決勝進出を果たした。
▼第6試合 リザーブファイト2 3分3R延長1R
○ダニエル・ギタ(ルーマニア/Kamakura)
KO 3R36秒 ※右ローキック
●セルゲイ・ハリトーノフ(ロシア/ゴールデングローリーロシア)
世界最終予選でローキックを武器に大活躍した“ルーマニアの英雄”ギタが登場。第2リザーブファイトで、PRIDEなどで活躍した総合格闘家ハリトーノフとの対戦となった。ハリトーノフはK-1初参戦。
1R、ハリトーノフがいきなり胴タックル。ブレイクになるとギタが左右ローでハリトーノフの前足を狙い撃ち。ギタの左ハイキック、そして左右のロー。ハリトーノフが入っていこうとするとギタはヒザ蹴り。早くもローでグラつくハリトーノフ。ワンツーを繰り出したが、頭を下げたところにヒザをもらう。
ギタのローに身体が泳ぎ続けるハリトーノフ。ボディを打ち返すが、すぐに首相撲に捕まってヒザ蹴りをもらう。ギタのローをもらいまくったハリトーノフだが、ラスト10秒でフックとアッパーを連打してギタを防戦に追い込んだ。オープンスコアはジャッジ三者とも10-9。
2R、ギタのローをもらいながらもパンチで突っ込んでいくハリトーノフ。右アッパーを狙いボディも打つ。ギタはローを蹴り続け、仁王立ちのハリトーノフはパンチを返す。ジャブをまともに顔に受けながら、仁王立ちになってフックとアッパーを繰り出すハリトーノフに、ギタは左右のロー。
ギタが左フックからヒザ、そしてロー。右ローでハリトーノフは大きくグラつくが、それでも倒れず蹴り足を抱えてギタを転倒させる。棒立ちになってローを受けながら、それでも立ち続けるハリトーノフ。ギタも“何だコイツは!?”と呆れ顔だ。オープンスコアはジャッジ三者とも10-9。
3R、ギタは右ミドル、左ボディと攻撃を散らしてローキック。パンチを打ち返したハリトーノフだったが、ギタの右ローをもらってついにハリトーノフが倒れる! 気持ちが切れたハリトーノフは立ち上がることが出来ず、10カウントを聞いた。ハリトーノフは担架で運ばれるほど、足にダメージを負っていた。
▼第5試合 トーナメント準々決勝 3分3R延長1R
○レミー・ボンヤスキー(オランダ/チーム ボンヤスキー/K-1 WORLD GP 2003&2004&2008優勝)
判定3-0 ※30-27、30-28、29-28
●エロール・ジマーマン(キュラソー島/ゴールデングローリー/K-1 ヨーロッパGP 2008優勝)
※ボンヤスキーが準決勝に進出。
「私が優勝するといつも文句が出る。私が真のチャンピオンであることを証明する」とボンヤスキー。2003年と2004年のワールドGPを連覇、昨年はハリの反則により3度目の優勝を達成したが、かつてのアーツやホーストのような高い評価を得られていないのも事実。
今年こそ、スッキリと完全優勝して評価を決定的なものにしたいところだ。対するはエロジマンことジマーマン。
両者ともスピードを誇るだけに、この試合も短期決着が期待される。両者がリング中央に歩み出ると、ジマーマンは顔をくっつけてボンヤスキーを睨みつける。
1R、長いジャブを伸ばすボンヤスキーは圧力をかけて前へ出る。ミドルの蹴り合いからジマーマンがヒザ蹴り。ジマーマンが飛びヒザ蹴りを仕掛けると、すかさずボンヤスキーも飛びヒザ蹴り。ジマーマンが右フックを打ちにいったところで、ボンヤスキーの右フックがカウンターでヒット! ジマーマンがダウンを喫する! オープンスコアはジャッジ三者とも10-8でボンヤスキーだ。
2R、パンチを上に集めて右ローへつなぐボンヤスキーは、ボディへの飛びヒザ蹴りも織り交ぜる。前へ出るジマーマンだが、ボンヤスキーの上下へのコンビネーションに翻弄される。大振りのフックとアッパーで前へ出るジマーマン。だがボンヤスキーのブロックは固い。右ローを蹴り、ジマーマンがパンチを出すと右ハイを二連発。
ボンヤスキーの左ボディと右ロー、ジマーマンは右ローの集中砲火。パンチの連打でボンヤスキーにロープを背負わせるジマーマン、右フックと右ローでボンヤスキーがグラつく! オープンスコアはジャッジ2名が10-10、1名は10-9でボンヤスキー有利。
3R、長いリーチからのワンツーとテンカオで攻めるジマーマンに、ボンヤスキーは右フック。ジマーマンはボディと右ロー、ボンヤスキーも右ロー。頭を下げての左フックで前へ出るボンヤスキーは、パンチで迫るジマーマンに左右のロー。ジマーマンの右ボディストレート、右ミドル! ボンヤスキーも右ローを返す。両者ともローを蹴り合い、お互いにダメージがあるようだ。ラスト10秒、ジマーマンがコーナーへ詰めてボディを攻めまくったが……。
判定は3-0でボンヤスキー。反撃を見せたジマーマンだが、1ポイントを失ったのみでボンヤスキーがシュルトの待つ準決勝へ駒を進めた。
▼第4試合 トーナメント準々決勝 3分3R延長1R
○セーム・シュルト(オランダ/正道会館/K-1 WORLD GP 2005?2007優勝)
KO 1R1分27秒 ※左前蹴り
●ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X treem Team/K-1 WORLD GP 1995&2002準優勝)
※シュルトが準決勝に進出。
「俺は今回のK-1が最後だと思っている」と引退を賭けて今回のワールドGPに臨むことを明らかにしたバンナ。しかし、初戦の相手はK-1史上初の三連覇を達成し、“絶対王者”として君臨したシュルトだ。
昨年は開幕戦で敗れて決勝トーナメント進出を果たせなかったシュルトだが、アーネスト・ホーストと並ぶ4度目の優勝へ最初の一歩を踏み出す。これまでの両者の対戦戦績は3戦して3度ともシュルトが勝利している。
1R、下がるシュルトは前蹴りとジャブ、バンナはジャブで前へ出て行く。右へ回り込んで行くバンナだが、パンチで前へ出ようとしたところでシュルトの右ミドル。その蹴り足の膝が伸びきる前にレバーに入ってしまい、バンナがダウン!
立ち上がったバンナだが、シュルトの左の前蹴りが突き刺さるとしゃがみ込むようにしてダウン。シュルトがあっさりと決着をつけ、さっさとリングを後にした。
▼第3試合 トーナメント準々決勝 3分3R延長1R
○アリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー/初代ストライクフォース世界ヘビー級王者)
KO 1R1分6秒 ※左ヒザ蹴り
●エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル/極真会館/第9回全世界空手道選手権優勝)
※アリスターが準決勝に進出。
“K-1史上最強の侵略者”ストップ・ザ・アリスターに挑むのは、極真空手の現役世界チャンピオンのテイシェイラ。「総合格闘技に比べたらK-1はラクな競技だ。総合格闘家として初のK-1王者になってやるぜ」と豪語するアリスターを、テイシェイラは止めることが出来るか?
1R、前の手を伸ばして構えるテイシェイラが右インロー。サウスポーのアリスターに右ハイキックを放つ。アリスターが首相撲で組んでのヒザ蹴り2連発!
1発目はレバー、これで手が下がったところで2発目はアゴにヒット! これでテイシェイラがバッタリと前のめりに倒れ、まさかの秒殺KO負け!
極真空手で鍛えたボディを貫き、アリスターが圧倒的な強さで準決勝へ進出した。準決勝は昨年の大みそかに1RでKOしたバダ・ハリが相手だ。
▼第2試合 トーナメント準々決勝 3分3R延長1R
○バダ・ハリ(モロッコ/ショータイム/前K-1ヘビー級王者)
KO 1R38秒 ※右フック
●ルスラン・カラエフ(ロシア/フリー/K-1 ASIA GP 2008優勝)
※ハリが準決勝に進出。
過去1勝1敗で3度目の決着戦を迎えたハリとカラエフ。この一戦は“K-1史上最速バトル”と銘打たれた。過去2戦はK-1史上に残る名勝負と言われているだけに、今回も期待できる。
1R開始のゴングと同時に大歓声が沸き起こる。いきなり仕掛けていったカラエフのパンチがヒットし、後退するハリ! しかし、ロープを背負ったハリが打ち合いに応じて反撃、ショートの距離で凄まじい打ち合いが展開される!
その中、ハリの右フックでカラエフがダウン! 右目上から出血したためドクターチェックが入る。
再開すると左右のフックとアッパーで一気に襲い掛かるハリ! ロープに追い詰めての連打で最後は左フックをかわしての右のショートストレートで倒し、ハリが秒殺KOを収めた。
▼第1試合 リザーブファイト1 3分3R延長1R
○ピーター・アーツ(オランダ/チーム アーツ/K-1 WORLD GP 1994&1995&1998優勝)
判定3-0 ※29-27、30-27、29-28
●グーカン・サキ(トルコ/チーム レベル/K-1 WORLD GP 2008第3位)
8月の試合で筋肉断裂の重傷を負い全治2ヵ月の負傷によりワールドGP開幕戦を欠場した昨年のベスト4ファイターであるサキと、開幕戦でアリスターに敗れた“ミスターK-1”アーツがトーナメントリザーバーの座を争う。
3年前のワールドGP決勝トーナメントではリザーバーからの本戦復活を果たし、準優勝に輝いたアーツだが、奇跡の本戦出場を目指すためには、まずこの闘いで勝たなければならない。
1R、ローキックの蹴り合いからアーツはサキがパンチで来るとミドルとローを合わせる。サキの左ハイは空振りするも、左ボディから右フックにつなげる。アーツの圧力に下がるサキ、アーツはストレートの連打と左ミドルで追っていく。
サキは強いローで応戦。左ミドルを的確にヒットさせていくアーツは、右ミドルと右ハイキックも使って前へ前へと攻めていった。オープンスコアは10-9、9-10、10-10と三者三様に割れる。
2R、左ミドルを連打し、右ボディストレートを突き刺すアーツ。サキの右ローにはバックブローだ。サキは右インローを的確に当てつつ、パンチを狙う。ボディ、顔面とパンチのコンビネーションからは右ローを打ち下ろす。
前に出るアーツが左右のミドル、ローを蹴っておいて下がりながら左フックを打つサキへカウンターの右ストレート! これでアーツがダウンを奪う! 残り時間は少なく、すぐにゴング。オープンスコアは当然三者とも10-8。
3R、倒しに行くアーツはパンチの連打とヒザ蹴り、右ロー。左右のストレートにガードを固めるサキ。ハイキックで応戦するもアーツの勢いは止まらない。左右のミドル、右ストレートで前に出続けるアーツ。サキのバックブローは不発だったが、続く後ろ蹴りはヒット。
パンチからの右ロー、そして後ろ蹴りで逆転を狙うサキに、アーツはワンツーを繰り返して右ロー。左右ミドルの連打、サキもパンチのコンビネーション、しかしアーツがミドルを使って引き離す! 試合終了のゴングが鳴ると、場内は拍手と声援に包まれた。
▼オープニングファイト第3試合 3分3R
○ヤン・ソウクップ(チェコ共和国/極真会館/第9回全世界空手道選手権準優勝)
判定3-0 ※30-28、30-27、30-26
●高萩ツトム(日本/チームドラゴン)
1R、ソウクップの圧力にコーナーやロープを背負う高萩、ソウクップは左ハイキックと右ローキック。高萩も右ローを出すが距離が遠い。ソウクップは高萩が前に出て来ると右ローを合わせ、左ローでは転倒させる。
ソウクップのローに度々バランスを崩して転倒する高荻。左右のフックでパンチをまとめると、ソウクップも打ち合う。
2R、パンチで前に出る高荻に今度は左右のミドルを合わせるソウクップ。ローには長いリーチの左フックを合わせて右ローへつなぐ。
右ミドル、左フック、左ローとコンビネーションをつなぐソウクップ。高萩をワンツーで下がらせ、前へ出てくるところに左ミドル、次に左ヒザを突き刺してダウンを奪う!
左ボディ、左ミドル、左のヒザ蹴りと高萩のレバーを集中して攻めるソウクップ。右ロー、左ハイキックと攻撃を散らし、パンチで応戦する高萩に上手く蹴りを合わせる。オープンスコアはジャッジ2名が10-8、1名が10-9。
3R、高萩が入ってくると蹴りを合わせ、ワンツーから左ミドルにつなげるソウクップ。左ジャブを突いてローとミドル。
後ろ廻し蹴りも見せる。高萩のワンツーをディフェンスして左フック、高萩が出て来るとローとミドルを合わせてすぐパンチに繋ぐソウクップ。ジャブから左ハイキック! 高萩が組み付いてくると左ヒザ。
これがK-1での2戦目とは思えないカウンターの上手さ、絶妙の距離感を見せたソウクップが大差の判定勝ちで初白星を飾った。
▼オープニングファイト第2試合 3分3R
○シング“心”ジャディブ(インド/パワーオブドリーム/K-1 ASIA GP 2009優勝)
KO 2R1分36秒 ※右フック
●上原 誠(士魂村上塾)
1R、下がりながらハイキックを狙うシングに上原はパンチとロー。左ジャブで突っ込むとシングはヒザ蹴りを合わせる。シングがハイキックからワンツー、強気な上原はパンチでシングを押していくが、ヒザ蹴りに捕まる。
シングの打ち下ろしの右フックをもらった上原はグラつき、追撃のワンツーで早くもダウン! パンチとヒザ蹴りでラッシュを仕掛けるシングに上原もハイキックで応戦、しかしシングのヒザ蹴りが急角度でアゴに伸びてくる。パンチとミドルで上に振り、下からヒザをボディに突き上げるシング。
上原がパンチで向かっていったところにヒザ蹴りがボディにグサリと突き刺さり、上原は悶絶して2度目のダウン。立ち上がったところでゴングが鳴った。オープンスコアは三者とも10-7。
2R、上原はシングをパンチでコーナーまで追い詰めたが、シングのヒザ蹴りで後退。逆にコーナーでヒザをもらってスタンディングダウンが宣告される。それでもパンチでの前進をやめないタフな上原にシングはワンツーとヒザ蹴りの波状攻撃、さらにボディブロー。ボディへのヒザ蹴りからワンツーを叩き込むと、上原はついに力尽き、シングが実力の差を見せ付けてKO勝ちした。
▼オープニングファイト第1試合 60kg契約 3分3R
○梶原龍児(チームドラゴン)
判定3-0 ※30-28、30-29、30-28
●寒川慶一(SFK)
1Rにバックブローをもらうも、フットワークを活かしてジャブを主体としたパンチでポイントを奪った(ジャッジ2名が10-9)梶原は、2Rになるとガードを下げて挑発しつつパンチとヒザで攻めていく。寒川は再びバックブロー、梶原は左ハイキックをヒットさせた。オープンスコアはジャッジ1名が10-9、2名が10-10。
3R、ガードを下げてローを放ち、寒川を挑発する梶原。バックブローから左ボディ、右ミドルのコンビネーション。両手を下げて後退する梶原は左右のローを蹴り、コーナーに詰まるとパンチを連打。
ジャブを突く梶原に寒川が胴廻し回転蹴り、これは不発に終わる。
左ボディからパンチの連打でラッシュを仕掛ける梶原! 寒川は下がる梶原を追っていくが、梶原のパンチに阻まれて空振りが多い。最後に寒川がワンツーをヒットさせて梶原を仰け反らせたが、梶原に軍配が上がった。
<記事提供=格闘技WEBマガジンGBR>
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