【新日本キック】石井がカノンスックを一撃KO!後藤はゲンナロンに辛勝、バンタム級新王者は池田

【 2009年07月13日 13:51 】

【最新号】Fight&Life vol.13

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新日本キックボクシング協会

「MUGNAM 20」


2009年7月12日(日)東京・後楽園ホール

開場16:45 開始17:00








▼メインイベント(第13試合) 日本バンタム級タイトルマッチ 3分5R

○池田茂由(伊原道場/同級1位・挑戦者)

判定2-0 ※50-50、50-49、49-48

●木暮 智(ビクトリー/王者)





 昨年5月に行われた次期挑戦者決定戦に勝利して挑戦権を獲得。王者・深津飛成の王座返上を受けて、今年3月に王者に認定された木暮。



 今回が初防衛戦となったが、ここ3戦は1敗2分と元気がない。しっかりとタイトルを防衛して、チャンピオンとしての存在感を示したいところだろう。



 対する池田は今年に入り、フライ級からバンタム級に階級をアップ。5月の稲城大会で行われた挑戦者決定戦でベニー・ユキヒデを下し、このチャンスを手にした。過去に菊地剛介、深津飛成という伊原道場の先輩が腰に巻いた日本バンタム級のベルト。池田はそのベルトを手にすることが出来るか?





 1R、サウスポーの木暮はインローと左ミドルを蹴りながら距離を取る。池田は少しずつ手を出して前に出て行くが、なかなか距離感が合わない。インローや右ミドルを蹴る池田に対し、木暮は確実にインローと左ミドルを当てる。



 2R、ここもインローを蹴る木暮。池田は軽くインローを蹴って前に出て右ストレート、さらにそこから返しの左フックを放つ。徐々に前に出て自分のパンチを当てようとする池田。木暮は距離が詰まるとすぐに足を使って左ミドルを蹴る。





 3R、池田は左フックから飛び込んで右ストレート、さらにアッパー! 木暮をロープに押し込んでパンチをまとめる。木暮はロープを背にしながらも左のヒジ打ちを返す!



 距離が離れると圧力をかけて前に出て左フックから飛び込む池田。そこから右ストレートを放つ。池田のパンチに下がる場面があった木暮だったが、左ミドル、そして顔面前蹴り! 左ハイキックを蹴っていく。





 4R、木暮が左ミドル、左インロー。池田は左フックで飛び込んで右ストレート、そしてインローと右ミドルを蹴る。木暮はそれを受けても左ミドルとローを蹴り返す。池田は前に出て木暮を下がらせるが、木暮の蹴りを警戒してかなかなか手が出ない。



 5R、ここも下がりながら左ミドルを当てる木暮。池田はそれをブロックして右ロー。やはり左フックからの右ストレートで前に出る。木暮はこのラウンドも徹底的に距離を取って左ミドル。どちらもダウンがないまま、試合終了のゴングとなった。



 判定はジャッジ1名がドローとしたものの、残り2名は池田を支持。判定について木暮陣営がジャッジに詰め寄る場面があったものの、結果は池田の判定勝利。池田がバンタム級転向4戦目にしてチャンピオンベルトを手に入れた。














▼セミファイナル(第12試合) 72.5kg契約 国際戦 3分5R

○後藤龍治(伊原道場/日本ミドル級王者)

判定2-1 ※50-49、47-49、50-49

●ゲンナロン・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックス/WPMF世界ミドル級4位、M-1ウェルター級王者)





 3月のTITANS NEOSでは貴之ウィラサクレックに不覚を取ったものの、5月のゲン・カー戦ではローキックで1RKO勝利を収めた後藤。



 後藤はWBCムエタイ世界スーパーウェルター級王者ヨーセングライ・フェアテックスとの対戦を熱望しており、今回はロード・トゥ・ヨーセングライとしてM-1ウェルター級王者ゲンナロンを対戦相手に指名した。



 1R、いきなり右ヒジで前に出て行くゲンナロン。後藤はそれを巻き手ブロック(GBRで本人による技術解説を動画で公開)でディフェンスしながら左右のローを蹴る。ゲンナロンは後藤を下がらせて右ヒジ、左ボディ、左のヒザ蹴り。後藤はそれをしっかりとディフェンスしてコツコツとローを返す。





 2R、ゲンナロンは左手を伸ばして右ヒジ、そして左のヒザ蹴り。後藤は組み付いてその攻撃を遮断する。この展開がしばらく続いたが後藤が巻き手ブロックから右ロー、そして右ストレート。ゲンナロンも立てヒジで前に出ていく。



 3R、後藤が右ローから右ストレート! ここからパンチの連打をゲンナロンの顔面に集める。ゲンナロンは右ヒジ、右ストレート、そして組んでから左ヒザ蹴り。後藤は下がりながらも右ローと右ストレートで対抗する。ここでゲンナロンの左のヒザ蹴りがローブローとなり試合が一時中断。再開後、後藤は右ストレート、さらに右の飛びヒザ蹴りを見せる。





 4R、ここもゲンナロンは右ヒジと右ストレートで入ってから左のヒザ蹴り。しかし後藤の巻き手ブロックは固く、ことごとくはじき返される。



 逆に後藤はそこからの右ヒジ、さらにゲンナロンの体を押しての右ローを蹴る。ここでゲンナロンの左ヒザ蹴りが後藤の下腹部に当たりローブロー。ゲンナロンには減点1が言い渡され、首をかしげるゲンナロン。



 再開後、ゲンナロンは右ストレートとヒジ打ちで一気に前に出て行くが、後藤のヒジがゲンナロンの頭部をカット! ゲンナロンの金髪が赤く染まる。





 5R、右ヒジ・右ストレートから左ヒザ蹴りのゲンナロン。後藤が顔面のガードを高くすると、空いたボディに左フックを連打する。



 下がる場面の多い後藤だったが確実に右ヒジ、そして右ロー。ゲンナロンはひたすら前に出続けるが有効打は少なく、後藤もローとヒジ打ちを出すがダメージを与えるまでには至らない。



 試合はスプリット判定となり後藤が勝利。判定に納得がいかないゲンナロンはレフェリーに詰め寄る場面も。後藤を支持したジャッジのポイントが50?49だったことを見ると、減点1が勝敗を左右する結果となった。

















▼第11試合 63kg契約 国際戦 3分5R

○石井宏樹(藤本/初代TOUITSU王者)

KO 3R41秒 ※右ヒジ打ち

●カノンスック・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックス/M-1フェザー級王者)





 昨年末に行われた「KING OF KINGS TOUITS」では、各団体のチャンピオンクラスが出場したトーナメントで優勝を果たし、初代TOUITSU王者となった石井。今年3月には当時ラジャダムナンスタジアムの現役ランカーだったウィナイレックを判定で下し、再び打倒ムエタイ路線を突き進み始めた。



 今回の対戦相手は国内で活躍を続けるM-1フェザー級王者のカノンスック。日本では高いKO率を誇るハードパンチャーだが、石井のキャリアを考えるとキッチリと勝っておきたい相手である。カノンスックのセコンドには盟友のワンロップ、そしてコムパヤックがついた。





 1R、サウスポーのカノンスックに対して石井は右ロー、右ミドル、右前蹴りを放つ。そしてカノンスックが前に出てくるところに右のインロー。カノンスックが左ストレートを放ってくると、しっかりとそれをブロックして右ヒジを返す。この右ヒジが立て続けのカノンスックの即頭部にヒット! 見事な石井のヒジ打ちに会場が沸き返る。



 カノンスックはじりじりと前に出て石井の奥足を狙って左ロー。石井はそれをもらうと同じように右ローを返して、決して蹴られっぱなしにはならない。さらに石井はインローから左フック、そしてアッパーと一気に連打をまとめてカノンスックを攻め込む。





 2R、1Rに比べて手数を増やして圧力をかけていくカノンスック。左の奥足ロー、そして左ストレートからアッパーとパンチで攻め込む。石井はそれをしっかりとディフェンスして右の奥足ロー、さらに今度はカノンスックのボディに右ストレートを打ち込む。



 カノンスックは左の奥足ローから展開を作ろうとするが、石井も確実に右の奥足ローを蹴り返す。さらにカノンスックが左ストレートで飛び込んで来ても右ヒジ、さらにはコンパクトな左フックを何発も当てて、攻撃の正確性でカノンスックを上回る。





 3R、カノンスックが左ローから一気にパンチで前に出て行くと、石井はそこに渾身の右ヒジ! この一発でカノンスックはマットの大の字! 自分の力では立ち上がることが出来ないほどのダメージを追い、石井が戦慄のKO勝利を収めた!



 このKO劇に場内がざわめく中、石井はマイクを握ると「今日はヒジ打ちを狙っていたんで、それで勝つことが出来てうれしいです」とフィニッシュブローとなったヒジ打ちが事前に練習していたものだったことを明かす。



 そして「これからはまた本物のムエタイに挑戦していきたいです!」と改めて打倒ムエタイ路線をアピールした。



















▼第10試合 ウェルター級 3分3R

○緑川 創(藤本/同級王者)

判定3-0 ※28-27、28-27、28-26

●斗吾(伊原道場/同級7位)



 前回大会で新王者になったばかりの緑川が早くも参戦。ノンタイトル戦で同級7位の斗吾を迎え撃った。





 1R、身長とリーチで上回る斗吾に対し、緑川は右フックから飛び込んでパンチをまとめる。斗吾のガードが高いと見るやボディを叩く緑川。斗吾もリーチを生かしてジャブ、そして右ヒジ。しかし緑川は構わず前に出続けて豪快な右フックから最後は返しの左フック! これで斗吾からダウンを奪う。



 2R、斗吾は右ヒジでひたすら前進。緑川は上手く足を使いながら、それをブロックする。そして1Rと同じように右フックからパンチをまとめると、斗吾がバランスを崩す! そこに右ヒジ、さらに左右の連打を集める緑川! しかし斗吾もダウンは許さない。



 3R、ポイントを挽回しようとヒジ&ヒザで前に出る斗吾。緑川は距離を取りながら、右ロー、右ストレートを当てる。このまま緑川が逃げ切るかに思われたが、残り10秒を切ったところで斗吾の右ストレートがヒット! これで緑川がダウン! これには場内が大盛り上がり。判定では緑川が3-0の勝利を収めたものの、斗吾が執念を見せた試合だった。















▼第9試合 ウェルター級 3分3R

○正木和也(藤本/同級2位)

判定3-0 ※3者とも30-28

●隼侍(伊原稲城/同級9位)



 約1年ぶりの参戦となった元ウェルター級王者の正木。対する隼侍はここまで6勝1敗1分の成績を誇る21歳の若手のホープ。



 1R、インローからワンツーにつなげる正木。隼侍はしっかりと距離を取って左ミドル。正木はそれをブロックしてすぐに右ストレート、また左フックのカウンターを狙う。2Rに入ると正木がこの左フックを上手く使い、蹴り足をキャッチしての右ボディ。隼侍は距離が詰まると首相撲からヒザ蹴りを突き上げる。



 細かいパンチから飛びヒザ蹴りを出す正木。隼侍が飛びヒザ蹴りを返そうとしたところに正木が右フック! これがタイミングよく当たり正木が隼侍からダウンを奪う。3R、隼侍はガードを上げて突っ込み首相撲からのヒザ蹴り。正木はジャブを突いて右ストレート、前蹴りや回り込んでの左フックでそれに応戦。隼侍は首相撲だけでなくパンチも繰り出していったが正木を捉えることは出来ず。ダウンを奪った正木が勝利を収めた。











▼第8試合 ミドル級 3分3R

○喜多村誠(伊原道場/同級1位)

判定2-0 ※30-29、30-29、29-29

●阿久澤英一(山田/同級3位)



 



 ■関連リンク



【公式】



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<記事提供=格闘技WEBマガジンGBR



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