【 2009年07月05日 21:25 】
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日本サンボ連盟
「第35回全日本サンボ選手権大会/女子オープン大会
兼 2009年世界サンボ選手権代表選考会」
2009年7月5日(日)東京・財団法人スポーツ会館4階体育館
<各階級プレイバック>
▼シニア52kg級
優勝 大石健二(三多摩サンボスクール)
準優勝 小野寺基泰(スポーツ会館)
3位 渡辺和久(木口道場)
吉成 仁(スポーツ会館)
昨年と同じ4人のエントリーとなった同級だが、結果は違うものとなった。1回戦では渡辺が小野寺を、大石が吉成をそれぞれポイント差で下して決勝へ。決勝では、大石が渡辺が果敢に仕掛けるタックルをすべて切り、逆に相手の体勢を崩して得た1ポイントを守り切って優勝した。
▼シニア57kg級
優勝 伊藤 要(三多摩サンボスクール)
準優勝 八重樫大輔(横浜サンボアカデミー)
3位 鈴木岳男(TEAM KAZE)、
柴生田大輔(スポーツ会館)
この階級は、まるで全員が昨年のリベンジを果たすかのような試合結果となった。まず昨年は初戦で敗れた柴生田が、今年は初戦をアキレス腱固めで一本勝ち。続いてこちらも昨年は一回戦敗退だった八重樫が勝ちあがる。両者の対決は八重樫が4-1のポイント差で勝利し、決勝は昨年3位の伊藤と対戦することになった。
決勝は伊藤が常にタックルを仕掛け続け、序盤にゲットした1ポイントを譲ることなく、最後は腕十字を極めかけるなど優勢に試合を進めて、1ポイント差で優勝を果たした。
▼シニア62kg級
優勝 松本秀彦(木口道場)
準優勝 稲葉雄基(木口道場)
3位 桜井孝男(蒲田サンボアカデミー)
小野瀬雅仁(クロスポイント府中)
この階級は、全日本10連覇中の松本秀彦と、昨年MVPの植松直哉の激突が注目されたが、残念ながら植松が怪我のため欠場。同級は、やはり松本の独壇場となった。
初戦は「気持ちが乗らなかった」という松本だったが、手堅くポイント勝利。準決勝は得意技マツロックのバージョン1で相手のヒザを極め、難なく決勝に進出する。決勝は同門で「自分を燃えさせてくれる相手」という稲葉を相手に、「自分の動きができた」というとおり、横綱相撲から最後は腕十字で一本勝ち。見事、全日本選手権11連覇を果たした。
▼シニア68kg級
優勝 大原裕樹(誠心館 格闘クラブ)
準優勝 石田 一(新潟サンボクラブ)
3位 中島大輔(三多摩サンボスクール)
鈴木康裕(スポーツ会館)
一昨年3位、昨年2位と一歩一歩階段を昇ってきた大原が、初戦から圧倒的な強さを見せた。2試合連続のテクニカル一本勝ちで準決勝に進出すると、今年の東日本決勝で対戦し、勝利している中島に腕十字で一本勝ち。
決勝の相手はアマ修斗にも挑戦している石田となったが、序盤から苦しい展開に。石田のタックル中心の攻めをなかなか切り崩せない大原は、ポイントを先行されてしまうが、中盤から相手のタックルを切り返して、終了間際に逆転。遂に初優勝を果たしたのだった。
▼シニア74kg級
優勝 高本裕和(アンプラグド国分寺)
準優勝 嘉見俊宏(山田スポーツクラブ)
3位 丸山航平(日本ウェルネススポーツ専門学校)
重石 徹(SKアブソリュート)
これまで常に優勝候補に挙げられてきた明先俊太郎が今年は出場せず。変わって昨年2位の高本が初戦から2試合連続の一本勝ちで決勝進出。対する嘉見はサンボ歴18年というベテランで、こちらも2試合連続テクニカル一本勝ちと勢いに乗っている。
両者の対決は、立ち技中心の展開から、高本が序盤に投げや崩しでポイントを連取し、寝技でも腕十字を狙うなど果敢にアタック。相手にポイントを与えない完封勝利となった。
▼シニア82kg級
優勝 小野瀬拓見(菊地商店)
準優勝 勢田誠一(TEAM KAZE)
3位 椎名 淳(興武館)
門倉 豪(無所属)
まず今大会の大波乱は、この階級だった。初めて目にする「菊地商店」というチームに所属する小野瀬が、一回戦は腕絡みで、準決勝はテクニカル一本で勝利。その勢いで、決勝では優勝候補筆頭の大ベテラン、勢田に腹固めから相手が仰向けになったところで、そのまま足で相手の腕を極めて勝利したのだ。
「菊地商店」とは神奈川県警で、有志で柔道特練を行っている者たちが集まったチーム名で、柔道全日本クラスの猛者たちがサンボに殴り込みをかけてきたのだ。この小野瀬はまだ21歳で柔道三段、国体に出場したこともあり、今回は大会MVPにも選ばれた。
そして、この菊地商店が今大会に大きな嵐を巻き起こす……!
▼シニア90kg級
優勝 菊地嘉幸(菊地商店)
準優勝 小澤幸康(TEAM KAZE)
3位 千葉記位(SKアブソリュート)
本田和嘉(菊池商店)
今大会、最大の波乱が起こったのはこの階級だ。まず全日本二連覇中の千葉が、準決勝で菊地に4-1で敗れた。菊地は平成15年の柔道強化B選手で、菊地商店チームのリーダでもある(ちなみにチーム名の由来は、菊地の実家が営む雑貨屋の名前)。
一方のブロックでは、これまた菊地商店の本田が、初戦で昨年2位の大ベテラン・榊原啓三(木口道場)に勝利している。
決勝は菊地と、準決勝で本田に勝利した小澤の対戦となったが、ADCC日本代表にもなったことがある小澤を相手に菊地が立ち技で試合を優勢に進め、1-0で勝利。これで菊地商店が今大会二階級を制した。
▼シニア100kg級
優勝 田矢信二(無所属)
準優勝 吉田靖宏(興武館)
ワンマッチ決勝は、中盤に寝技でバックを奪われた以外は、立ち技でも寝技でも田矢が圧倒。9-0の完勝劇となった。
▼シニア+100kg級
優勝 豊田虎徹(菊池商店)
準優勝 丸田 剛(JMSDF横須賀)
3位 上本裕祥(TEAM KAZE)
まず一回戦で昨年の王者・上本が豊田に抑え込まれて敗北。もう一方の山は丸田が一回戦は不戦勝となり決勝進出。しかし、決勝では豊田が立ち技では投げが冴え、寝技でも抑え込みで4ポイントを獲得。カニ挟みでポイントを奪われる場面もあったものの、豊田が8-2で完勝。これで菊地商店は三階級制覇を達成し、大会実行委員長の松本天心氏も「面白いチーム。今後も参戦し続けてほしい」と期待をかけた。
▼女子48kg級
優勝 八木沼志保(アンプラグド国分寺)
1名のみのエントリーで、八木沼が優勝決定。プロの世界では女子格闘技が盛り上がりつつある今、サンボも女子の競技人口増加が今後の課題となるだろう。
▼女子63kg級
優勝 塩田さやか(AACC)
準優勝 本田綾香(追浜柔友会)
3位 西高紫野(土浦日本大学高等学校)
藤井惠の後継者として、新サンボの女王となった感のある塩田が出場。巴戦の初戦は腕十字で秒殺勝利。2試合目は、昨年の大会で苦戦させられた本田との再戦となったが、今回も「いやー、本当に苦戦しましたよ」と本人が苦笑いしながら振り返る内容に。
タックルを全て警戒され、なかなか攻め込むことができない塩田。対する本田も攻め手はなく、中盤に塩田が相手の体勢を崩して1ポイントをゲット。さらに終了間際に投げで1ポイントを追加し、辛くも2-0で勝利した。
▼シニアの部MVP
小野瀬拓見(菊地商店)
<エスポワール各階級優勝者>
エスポワール57kg級:佐藤都夢(東海大学レスリング部)
エスポワール62kg級:渡部圭輔(尚志道場)
エスポワール74kg級:嶋田元紀(日本ウェルネススポーツ専門学校)
エスポワール82kg級:坂本勇哉(大阪商業大学)
エスポワール90kg級:草野太智(三多摩サンボスクール)
エスポワール100kg級:池田恭教(大阪商業大学)
▼エスポワールの部MVP
坂本勇哉(大阪商業大学)
■関連リンク
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