【シュートボクシング】マーサM16が復活勝利、シーザー杯は黒木が獲得

【 2009年05月17日 22:59 】



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シュートボクシング協会

「SHOOT BOXINGヤングシーザー杯OSAKA2009」


2009年5月10日(日)大阪・アゼリア大正

開場12:30 開始13:00 



▼メインイベント(第10試合) エキスパートクラスルール 58kg契約 3分5R 無制限延長R

○ナグランチューン・マーサM16(及川道場/SB日本フェザー級1位)

判定3?0

●楠本紘平(M-FACTORY)





 昨年、パジョンスック・ポー.プラムックに初回KO負けして以来の登場となるマーサ。対するはM-FACTORYの実力者・楠本。綺麗なフォームからジャブを突いてキックを繰り出す楠本に対し、序盤パジョンスック戦のトラウマがあるか思うように踏み込めない様子のマーサ。しかし徐々にノーモーションからのローキックで楠本の左足にダメージを与え、変則的な動きから速い踏み込みでパンチ・ローキックを当て始める。





 それでも攻めきらせない楠本だが、勘を取り戻したマーサが持ち味の一つである追い足の速さを活かした攻撃をヒットさせ始め、3Rには右ストレートでグラつかせてからのラッシュでダウンを奪う。



 鼻から出血しながらも下がらない楠本と、どうにか倒しきってKO勝利を収めたいマーサの打ち合いが最後まで続き、終了のゴング。メインイベントらしい闘いに場内は大いに盛り上がった。自身の階級フェザー級(57kg)でベルトを狙いたいマーサは、年内連続出場してナグランチューン・マーサM16の存在をアピールしたいと熱く語った。














▼セミファイナル(第9試合) スターティングクラス特別ルール 61kg契約 2分3R 延長1R

○木田なっくる将太(シ?ザー)

KO 2R

●KY陽平(哉空道)





 SB]関西軽量級の“曲者”木田が久々の登場。常に入場や試合中のおどけたパフォーマンスで観客の笑いを誘う木田と、手堅い正攻法の闘いで試合を組み立てる陽平の正反対のキャラクターが激突。



 どんな相手でも正面からの“ド突き合い”を展開したい木田だが、それに付き合わず左を突きながらローキックで自分の距離を作る陽平。しかし、それに焦れた木田が突如両腕を完全にダラリと下げ完全なノーガードで挑発。それでも打ち合いに乗ってこない陽平に、今度は実際に顔面を打たせ「肉を切らせて骨を断つ」先方に出た木田。



 それであればと遂に乗ってきた陽平とスウィングの音が聞こえてくるほどの打ち合いを開始すると、木田の得意のフックが次々と陽平の顔面を捉えダウンを先取。鼻からおびただしい出血をみながら一歩も引かず打ち合いを始めた陽平もアッパレながら、こうなると木田の得意の展開。激しいパンチ連打で続けざまにダウンを奪うと、最後はレフリーが試合をストップ。



 歓喜のダンスを披露した木田は「おちゃらけてますけど倒す試合をします。お客さんが見たい闘い方で必ず沸かせます。ただ勝ってるだけの嶋田とか若いランカーとやらせてください」と、同級4位の嶋田洸也との対戦を熱望した。














▼第8試合 スターティングクラス特別ルール 55kg契約 2分3R 延長1R

○村田大輔(ストライキングジムAres)

TKO 2R

●藤本昌大(龍生塾/SB日本スーパーバンタム級3位)





 選手欠場による対戦カードの変更により、ランキング3位の藤本の対戦相手に大抜擢を受けた村田。タイでの試合経験もある村田がどこまで藤本に迫れるかに注目が集まったが、開始早々強烈な高速ミドルキックで試合の主導権を握ったのは村田。



 新人とは思えないオーラを全身から発しながら、スピードがウリの藤本のお株を奪う超高速攻撃で会場をザワつかせた。みるみるうちに脇腹が変色する藤本だが、ランキング3位は伊達ではない。徐々にテンポを掴み自分の方に流れを引き寄せると、パンチからのハイキックでグラつかせ追いうちの連打でダウンを奪取。





 しかし、試合が再開し連打で畳みかけようとした藤本の顔面に今度は村田の強烈なハイキックが炸裂。一発で左マブタが裂けドクターチェックが入ると、傷の深さと腫れを見てドクターが試合をストップ。



 村田のTKO勝利が告げられると「まだ出来る!!」と必死に食い下がりその場に泣き崩れる藤本。これまでは技術に頼りがちで、どちらかというと試合ぶりに特徴がなかった藤本だが、今回は見る者をグッと引きつけるKO狙いの試合を展開していただけに残念な結果ではあったが、すぐにでもえなりや崎村、マモルといった上位ランカーと渡り合えるポテンシャルの高さを感じさせた。



 そして今回のチャンスに只者ではない結果を残して見せた村田は要チェック◎の選手だ。及川知浩のスーパーフェザー級タイトルに挑戦する鈴木が所属するストライキングジムAresだけあって、ヤング杯を獲得した黒木しかりこの村田しかり、全ての選手に勢いと活気があった。何はともあれ、藤本、村田、元貴がスーパーバンタム級の起爆剤として軽量級戦線を激化させることは間違いない。














▼第7試合 スターティングクラス特別ルール 69kg契約 2分3R 延長1R

○黒木信一郎(ストライキングジムAres)

延長1R 判定3?0

●百武政敏(誠空会)

※黒木がヤングシーザー賞を受賞。





 空手のキャリアなどを入れるとベテランの域にいる百武。関西のヤング杯の常連として毎回レベルの高い試合を展開している技巧派だ。対するは、恵まれた体格を持ちながらそれを活かしきれずもう一歩のところで勝ち星を逃してきた黒木。



 業師・百武に対し黒木がどう挑むかがテーマとなったこの試合、サウスポーの百武に対し序盤から積極的に重い右ミドルとインローを走らせる黒木。中に入りパンチを当てたい百武だが、この日の黒木は一歩も譲らず。逆に前に出てヒザ、ミドルキックからパンチをヒットさせる。





 お互いに、組んでは投げ・極めを狙い、離れれば持てる打撃を存分に出し合う、打・投・極を活かした一歩も引かぬ展開のまま延長戦に突入。この延長戦も両者死力を振り絞った打ち合いを繰り広げたが、前進し続けた黒木が3-0の判定勝利。



 この日のヤングシーザーの中で、最も白熱したこの試合を制した黒木がヤングシーザー賞を獲得した。






 





 














▼第6試合 スターティングクラス特別ルール 61kg契約 2分3R 延長1R

○池上孝二(及川道場)

延長1R 判定3?0

●高橋直弘(勇誠会館)














▼第5試合 スターティングクラス特別ルール 62kg契約 2分3R 延長1R

○倉橋ゆうや(フォーオールボクシング)

KO 2R

●玉川和輝(グラップリングシュートボクサーズ)





 蹴りを使って自分の距離を作りたい長身の玉川に対し、パンチを中心としたコンビネーションをヒットさせたい倉橋。



 序盤は、綺麗なコンビを繰り出す倉橋の動きを良く見ていた玉川だが、なかなか攻撃の手が出せず。その間を嫌ってグッと踏み込んで右フックを打ち込んだ倉橋がダウンを奪う。



 続く2Rにも左手を伸ばした玉川に右のクロスカウンターを合わせ倉橋がKO勝利を収めた。








 













▼第4試合 スターティングクラス特別ルール 62-65kg契約 2分3R 延長1R

○山口敬士(誠輪館)

KO 2R

●野上祐太(風吹)



 とにかく前進して手を出す野上に対し蹴りを有効に活用したい山口。なかなか距離が合わず両者の打撃が交錯していたが2R、ボディーストレートを打ちに行った野上の顎を山口のヒザが捉えダウン。起き上がるも足もとのおぼつかない野上にレフリーが試合をストップ。山口のKO勝利となった。





 














▼第3試合 スターティングクラス特別ルール 55kg契約 2分3R 延長1R

○イズミゲンキ(立志会館)

延長1R 判定3?0

●千田由也(龍生塾)



 第1試合同様、スピード感溢れる見応えある展開に。若干大振りながら強烈なパンチでKOを狙うイズミに、同門の先輩であるスーパーバンタム級王者ファントム進也や藤本譲りのキレのあるキックからのコンビネーションで応える千田。



 両者一歩も譲らない乱打戦から延長戦に突入。僅かなヒット数でイズミが勝利を収めたが、延長前に疲労感を思わず顔に出してしまったイズミに対し、対戦カードの変更により急遽試合が決まったにも拘わらず、最後まで手を出し続けた千田の気迫が印象に残った。














▼第2試合 スターティングクラス特別ルール 55kg契約 2分3R 延長1R

○岡加奈子(立志会館)

判定3?0

●尾関 煌(龍生塾)





 真っ直ぐに伸びる右ストレートを武器に前に出たい岡と、左右のフック連打から投げ技を決めたい尾関。序盤、距離感の掴めない岡に対し、いきなり突進して連打を浴びせる尾関。勇猛果敢に突進する尾関だが、岡のカウンターの右ストレートを浴びてダウン。



 鼻から出血しながらも下がらずに前進する尾関が3Rに美しい首投げを決めシュートポイント1を奪うが、終始的確な打撃をヒットし続けた岡に軍配が上がった。女子とは思えない気迫満点のファイトに観客も喝采。



 















▼第1試合 スターティングクラス特別ルール 57kg契約 2分3R 延長1R

○元貴(立志会館)

判定3?0

●菊池 亮(ストライキングジムAres)



 第1試合に相応しく両者の気迫が激しくぶつかり合う試合に。昨年の『ヤングシーザー杯OSAKA2008 Vol.2』でヤングシーザー賞を獲得した若干18歳の元貴が、開始早々新人離れしたテクニックとスピードで菊池を攻め立てるが、菊池もデビュー戦とは思えないガッツと手数で打ち返し試合の主導権を握らせない。





 しかし徐々に元貴の回転の速いパンチが菊池の顔面を捉えはじめ菊池は鼻から出血。それでも下がらずに打ち返す姿に場内もヒートアップ。スピード感溢れる両者の拳が交差する中終了のゴング。手数、ヒット数で上回った元貴が勝利を挙げた。



 元貴は藤本昌大、伏見和之といった上位ランカーとぶつかっても面白そうな逸材である。ただそうなった場合、危惧する点は試合中に投げや立関節に対する動き見られなかったことか。



 写真&レポート提供/シュートボクシング協会



 



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<記事提供=格闘技WEBマガジンGBR






 



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