【NJKF】5・11後楽園大会直前インタビュー 桜井洋平、健太&古川照明

【 2008年05月07日 13:46 】

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【part 1】
5・11NJKF後楽園大会で、カリム・エル・オスロウティとのWFCA世界ライト級王座決定戦に臨む桜井洋平。一昨年、真王杯60kg級を怒涛の勢い
で制し、同階級では日本最強との呼び声も高い桜井が、ついに世界のベルトに手をかける。そんな桜井に、試合への意気込み、そして他団体日本人選手との闘いについて聞いた。

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【桜井洋平プロフィール】
真王杯60kg王者
元NJKFライト級王者
所属/Bombo Freely
生年月日/1977年3月14日
出身地/茨城県石岡市
身長/180cm
デビュー/1997年7月21日
タイプ/オーソドックス 
得意技/ジャブ
通算戦績/36戦26勝(11KO)6敗4分

「もう僕には当たらないです」――桜井 


──今回のオスロウティ戦は、昨年11月のアタチャイ・フェアテックス戦以来、半年ぶりの試合となります。アタチャイ戦の試合後には「完敗」とコメントしていましたが、その後の心境の変化は?

桜井 それほど気持ちが落ちたりはしてないですね。また早くアタチャイとやりたいので。すぐにでもやりたいんですけど、そういうわけにもいかないので、とりあえず何戦かこなして。アタチャイまでは、止まってられないんで。


──やや長期的な目標としてアタチャイ戦がある中で、次のカリム・エル・オスロウティ戦は世界タイトルマッチ、WFCA世界ライト級王座決定戦です。周囲からすれば、「ついに世界タイトルへ!」という試合ですが。

桜井 今まで世界といえばWMCタイトルに挑戦した1回(2004年1月)しかなくて、その時はサガーオトーンに木っ端微塵にやられましたからね。それから、何でなかったんですかね?(笑) 他の選手はけっこう取ってるんですよね。まあ、縁がなかったってことなんでしょうけど。


──「世界」の2文字がついたベルトについてはどう思います?

桜井 やっぱり、巻いたときは気持ちいいんじゃないですかね。やっぱりキックは、そこそこメジャーにはなりつつあるけど、まだまだマイナーな世界なんで、これからもっとキックボクシングを知っていく上で世界のベルトを持っていると説明しやすいし分かりやすいし、アピールしやすいですよね。いろんな意味で。


──相手は2006年5月に一度、対戦経験があるオスロウティ選手なわけですが。前回の試合(桜井の4RKO勝ち)はどんな風に記憶に残ってます?

桜井 あの試合は僕じゃなかったですね。後から言うのも何ですけど、試合までの環境が整ってなかったんで。でもそれは多分、向こうも急きょ呼ばれた(桜井の対戦相手が急きょ欠場となり、代役としてオスロウティが来日)んで、お互い不十分な中で試合を迎えていたと思うんですよね。だから、前のことはあんまり考えてないです。別の人だと思って臨みたいですね。前に勝ってるからどうこうというのはないです。


──どんなタイプだったかは印象に残ってますか?

桜井 力が強かった記憶がありますね。でも、今回はもう僕には当たらないです。


──当てさせない?

桜井 はい。当てさせません。あの時とは環境もそうですけど、何もかも違いますから。向こうはビックリするんじゃないですか? 「別人だ!」と。


──なめてもらっちゃ困るよと。

桜井 はい(笑)。あの時は完全に足が止まってましたからね。向こうは前回負けましたけど、なめてくると思うんですよ。前回も、終わった後すぐにもう1回俺とやりたいって言ってたらしいですから。終わった後すぐに、相手にもう1回やりたいって言わせる試合だったってことですよね。もうアイツとはやりたくないよって言われる試合をしないといかんですね。そういう試合をします。


──じゃあ、また怖ろしい桜井洋平が見られるわけですね。

桜井 ボコボコのグチャグチャにしますよ。


──そしてこの先には、アタチャイ戦があると。

桜井 そうですね。アタチャイとはすぐにでもやりたいぐらいだし、もう一度やれたらそれが引退試合になってもいいぐらいなんで。


──いやしかし、国内の強豪選手と闘ってほしいと思っているファンも多いと思いますよ。

桜井 僕も闘ってもいいんですが、そういう状況になればですよね。全日本キックで60kgトーナメントに優勝した山本真弘選手とか。タイミング次第ですよね、やだやだと言ってるわけではないんで。


──やはりNJKFを代表する選手ということで、期待される部分だと思います。連盟の中でも、不動のエースなわけですし。

桜井 そうですね。NJKFでも若い選手が今、出てきてますけど、まだまだ俺は締められるんじゃないかというか、まだ俺は踏ん張れるよと。


──若い選手とは何が違いますか?

桜井 …年齢(笑)。


──いやいや、リング上は年功序列じゃないですから(笑)。

桜井 やっぱり僕にしかできない闘い方が、一般のお客さんにも分かりやすいんじゃないですかね。僕がムエタイをやってもそこそこ形になると思うし、足を止めてテクニック重視でいっても、できると思うんですよ。自慢してるわけじゃないですけど(笑)。でも僕はやっぱりあの闘い方が好きだし、分かりやすいし、一番盛り上がるし。感情移入しやすいかなと。ダーン!ダーン!ワーッ!っていうのが最後っていうのが、お客さんも一番いいんじゃないですか。

──それができるのは俺しかいないだろうと。

桜井 その闘い方がいいというわけじゃないんですけどね(笑)。でも、一番分かりやすいのが最後に来るのがいいんじゃないですか。負けても勝ってもバーン!、さあ帰ろ、っていうのが。


──負けても、じゃ困ります。

桜井 そりゃそうですね(笑)。興行ってのは来た人で成り立ってるわけで、リアルタイムでお金を払って見に来てくれた人に、楽しんでもらいたいですね。


──では最後に、お客さんに向けて意気込みを。

桜井 試合は生がいいです。映像もいいですけど、生は生の臨場感と迫力があって、全然違いますからね。僕もその中でスピードというのをすごく意識してますからね。生でしか味わえないスピードというのを、見に来てください。


──ありがとうございました。ベルト姿に期待してます!



【part 2】
前王者・笛吹丈太郎の返上に伴うNJKFウェルター級王座決定トーナメントは、3月大会でKENを1RKOに下した古川照明と、1回戦シードの健太による王座決定戦を5・11後楽園大会で迎えることになった。奇しくも2人は、先日のK-1トライアウトで揃って合格したばかり。まさに今後の躍進をかけての「出世争い」マッチとなった。大学に通いながら毎日トレーニングを続ける健太と、ジムに寝泊まりしてキック一本の生活に浸る古川。ともにKO率の高いファイターだが、この一戦を制してベルトを手にするのはどちらだ!?




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【健太プロフィール】
NJKFウェルター級1位
所属/E.S.G
生年月日/1987年6月26日
出身地/群馬県
身長/173cm
デビュー/2005年1月30日
タイプ/オーソドックス
得意技/パンチ
通算戦績/15戦11勝(6KO)2敗2分


「年間ベストバウトを取る!」――健太

──今回、王座決定戦に臨むことになりましたが、相手の古川照明選手についてはどういったイメージがありますか?

健太 前からいつかやるだろうなと思っていたんですが、野獣のような選手ですね。それで面白い試合をする、そういう印象があります。


──古川選手が野獣だとしたら、健太選手は?

健太 いやぁ?…。よく分かんないですね(笑)。


──でもリング上では「褐色の王子」とコールされてますよね? 王子では?

健太 いや、あれは「褐色の」にくっついてるオマケみたいなもんで、僕は王子ではないです。


──そうですか(笑)。さて古川選手ですが、攻撃面で警戒する点は?

健太 やっぱり野獣なんで、全く止まらないところですね。前に前に出てきて…けっこう、攻撃は当たると思うんですけど、そこで止まらない野獣の気持ち、そういう生命力の強さが一番警戒するところですね。


──その野獣を、どう攻略するつもりですか?

健太 そのままぶつかれば面白い試合になると思うんで、お客さんが面白いと思ってくれるような試合をしたいと思います。


──先日、古川選手とともにK?1トライアウトに合格したばかりですよね。

健太 そうなんです。だけどそこは意識しないで、首相撲とヒザばっかりでいくかもしれません(笑)。まあ、意識していろんな技を出していきたいと思ってます


──タイトルマッチについてはどうですか? 昨年、笛吹丈太郎選手に挑戦(ドロー)して2度目ということになりますが。

健太 絶対取らなくちゃいけないと思うんですけど、去年はその気持ちが強すぎて、ちょっと固くなってしまったので。プレッシャーに弱いみたいで、「絶対取るぞ」というプレッシャーに負けちゃったんですよね。今年は「面白い試合するぞ」ぐらいの気持ちでやりたいと思います。


──そうしたらベルトはついてくる、と。

健太 そうですね。お客さんを盛り上げるぞ、ぐらいの気持ちでいきます。


──もう、ベルトを腰に巻くイメージはできてるんですか。

健太 はい、その先のビジョンまで出来上がってます。ベルトを取れば強い選手たちともやれるんで、ガンガン試合できるなって。


──健太選手といえば入場パフォーマンスですよね。あれは毎回、自分で考えるんですか?

健太 はい、自分で。今回もバッチリです。今回はけっこう、気合い入ってますよ。


──楽しみですね。パラパラを踊ったりもしてますが、その練習もするわけですよね。

健太 本当はもっとしっかり練習したいんですけど、めんどくさくなっちゃって(笑)。結局、友達と全然合わせなくて、「オレ、ここだけでいいよな!」ってなっちゃって。


──では最後に、お客さんに試合へのメッセージをいただけますか?

健太 5・11の古川選手との試合はNJKFの年間ベストバウトになるだろう試合なので、ぜひ見に来てください。それと、入場も楽しみにしてください。


──ありがとうございました!




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【古川照明プロフィル】
NJKFウェルター級2位
所属/インスパイヤード・モーション
生年月日/1982年6月18日
出身地/岐阜県
身長/180cm
デビュー/2006年3月12日
タイプ/オーソドックス
得意技/スカイフック
通算戦績/10戦7勝(6KO)3敗


「ぶっ潰します!」――古川照明


──練習の状況、体調は?

古川 バッチリです! 今までにないぐらい、ごっつい練習してます。


──相手の健太選手の印象は?

古川 キャラクターは嫌いじゃないですけどね。入場パフォーマンスからお客さんの注目を集める、とても素晴らしい選手ではあると思いますけど。


──けど?

古川 試合に関しては、あともう一つ足りない部分があると思います。迫力といいますか、馬力の部分で欠けてると思います。


──では、そこが狙い目?

古川 ダハハハ! ウェルターらしい試合をしたいと思います。ごっつい試合させていただきますんで。
もうこっちからどんどん仕掛けていって、押せ押せでいってやりたいですね。


──警戒する部分というのは?

古川 隙をしっかり見る選手だと思うんですよ。生で試合を見ても、DVDで見ても、カウンターを取ったりするのがすごくうまいんで、そこは最低限、気をつけます。でもカウンターを取られるような、そんなしょうもないパンチは打ちませんけどね。ダッハハハハ!


──やたらめったら強気ですね(笑)。

古川 ハハハ。気をつけていきたいとは思ってるんですけどね。


──どういう風に勝つというイメージは?

古川 おおまかにはできてます。やっぱりKOで。判定はないですね。


──今回、K-1トライアウト合格者同士の対戦ということになりましたが、そういう意味での出世争いの一戦でもありますよね。

古川 はい、もう、そうやっていろんな責任を背負わせてもらって光栄です。潰しがいがあります。


──潰しがいですか。いやあ、ホントに強気ですねえ。

古川 いやもう、これしかないんで。北海道から沖縄まで知れ渡る人間になる…って、オヤジとオカンに言ってきたんで…というか、ちっちゃい頃から言ってたんですけど。昔はジャンル問わずだったんですけど、今は格闘技でそうなることを目標にしてます。大きい舞台に出場するだけではみんなに見てもらえないんで……飛び抜けた…一流選手に…(またカメラに)優勝! 優勝! オレは出場するだけじゃ満足しない! 誰よりも強い人間になる!


──…アピールタイムでした。

古川 だからもちろん、NJKFウェルター級のベルトも絶対取ります!


──では最後に、意気込みを。

古川 細かいことは言いません! ぶっ潰します!


■関連リンク

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