【 2008年02月19日 11:14 】

2月13日(水)東京・ホテルメトロポリタンにて、新総合格闘技イベント『DREAM』の開催発表記者会見が行われた。
■「今後はK-1のプロデュースに専念する」(谷川)
最初に、主催となる株式会社FEGの谷川貞治代表取締役、同じく主催のTBS事業局長・狩野敬氏、そしてDREAMのイベントプロデューサーに就任した旧PRIDE&やれんのか!の製作スタッフ・笹原圭一氏が登壇した。司会は修斗のリングアナウンサーでお馴染みの河内孝博氏。
最初にマイクをとったのは谷川氏。「本日はお忙しい中、マスコミの皆さんに集まっていただきましてありがとうございます。そして、300人以上のファンの方に集まっていただいているということで、本当にありがとうございます。今日、発表することは昨年大晦日、大阪ドームで『K-1 Dynamite!!』そしてさいたまスーパーアリーナの方で『やれんのか!大晦日!』という二大イベントを無事、TBSさんの方のご理解があって年末に放送させていただきました。
そして、その時からいくつか発言したように、この大連立という大きな流れを途切れさせてはいけない、ということで、FEGとしましては思い切ってここで新しい総合格闘技のイベントを新たに始めたいと思います。
その新総合格闘技イベントに関しましては、もちろんPRIDEでもないですし、HERO’Sでもないです。大連立で集まった夢の続きを、新たなイベントとして行ないたいと思っています。この新総合格闘技イベントに関しましては、これまで通り主催は私どもFEGが行なっていきます。そしてTBSさんのご理解を得てTBSさんの方で主催・放送が決まっております。
そして、この製作とプロデュースに関しまして、私はここで新たに今年から『やれんのか!』のチームの皆さんに全部お任せしたいなと思っております。もちろん私もFEGの代表取締役としてこのイベントをしっかりやっていきますが、私個人としてましてはここでK-1の方のプロデュースにより専念して、K-1 WORLD GPそしてK-1 WORLD MAXという非常に頑張っていかないといけないイベントもたくさん控えてますので、そちらの方に専念し、そしてこの新しい総合格闘技イベントに関しましては一緒に座っています笹原さんに代表になってもらって、プロデュース面をお願いしたいと思っております。
そして、大連立によって大晦日の延長戦で夢のカードをたくさん作っていきたいと思います。一時、総合格闘技が元気がない時期がありましたけども、今こそ日本の総合格闘技界を本当に盛り上げていかないといけないということで、FEGとしても大決断ということで、彼ら熱いファイターとスタッフの元ですね、この新格闘技イベントをどんどん盛り上げていきたいなと思っておりますので、皆さんぜひ期待して下さい。よろしくお願いします」
■「何かが生まれ変わるのではなく新しいイベント」(笹原)
続いて、イベントプロデューサーを務める笹原圭一氏からの挨拶。
「昨年末、私ども『やれんのか!大晦日!2007』というイベントを開催いたしました。このイベントはFEGさんをはじめM-1 GROBALさんなど多くの方々のご協力をいただきまして、無事、成功裡に終えることが出来たと思います。それは日本の格闘技界、沈滞ムードはあったと思うんですが、まだまだ熱がある、パワーがあるってことを日本中に知らしめることが出来たのではないかというふうに思っております。
そんな中、大晦日以降、私どもやれんのか!製作チームは今後の方向性をいろいろ探ってまいりました。イベントの最後に“桜の花の咲く頃に夢の続きを…”とメッセージを残しつつも、年末のイベントは私たちにとってけじめのイベントでしたので、今後の方向性はその時点では決まっておりませんでした。
そんな中、いろんな方々とお話をさせていただいて、今、谷川さんからお話がありました通り、新しいイベントを、何かが生まれ変わるのではなく新しいイベントを我々に任せていただけると、中身に関しましてはトータルでプロデュースをさせていただけるということで、この仕組みが出来上がったと理解しています。
お任せいただいたからには、中身に関しましては、お客様に喜んでいただけるような熱のある大イベントを作っていきたいと思っております。多くの方にお集まりいただいていますが、まずはファンの方々が喜んでいただけるようなそういうイベントを作っていきたいと思っております。
それと、先立ってもファンの方々から3000名くらいの署名をいただきまして、ぜひイベントを続けて欲しいと、熱のあるイベントを作っていただきたいという書名をいただきまして、そういった声にも凄く励まされました。まだまだ私ども力不足だと思いますが、とはいっても、世界最高峰の製作チームというご賞賛もいただいておりますので、その名に恥じぬようなものを作っていきたいと思います。
とはいってもやるからには今までの財産、過去の実績にすがることなく、新しいものを皆さんがまだ見たことのないような素晴らしいものを作って行きたいと思っておりますので、ぜひよろしくお願いします」
そして、新イベントの地上波における放送および主催者としてイベントを執り行う株式会社TBSテレビ事業局長・狩野敬氏が挨拶。
「もう谷川さんと笹原さんがお話いただいたので特にコメントすることはないんですけれども、ご承知の通り私どもTBSは立ち技でありますK-1と総合格闘技でありますHERO’Sと、その集大成として大晦日のDynamite!!をFEGさんと一緒に主催させていただいていますが、これからはそのHERO’Sに代わる形での新しい格闘技イベントを放送して、共に全面的にバックアップしていきたいと思っています。私ども自身も夢の大連立を非常に楽しみにしておりますので、皆様もご期待いただきたいと思います」■VTRにヒョードルとミルコ登場、階級も発表
株式会社FEGの谷川貞治代表取締役、TBS事業局長・狩野敬氏、DREAMイベントプロデューサー笹原圭一氏の挨拶に続き、佐藤大輔ディレクター製作のプロモーションVTRを上映。「We are Back」の文字と共に「お見せしよう、極上、熱狂ライブショー」と立木文彦氏のナレーションが入る。
続いて映像に現れたのは、青木真也、J.Z.カルバン、川尻達也、石田光洋、宇野薫、桜井“マッハ”速人、所英男、田村潔司、ミノワマン、“SATAN”とミドルネームが付けられた秋山成勲、山本“KID”徳郁、“ミスターPRIDE”と紹介された桜庭和志、「再上陸はいつだ?」の文字と共にエメリヤーエンコ・ヒョードル、そしてミルコ・クロコップが画面に登場すると大きなどよめきが沸き起こる。最後は「3・15Starting Over」の文字でVTRは締め括られた。
VTRの上映が終わると参戦予定選手の入場、意外な人気を集めたのが今成正和で大きな声援が沸きこる。秋山成勲に対しては、ブーイングはそれほど起きなかった。選手が全員登壇すると、新イベントの名前が『DREAM』になることが発表された。
ここで配られた資料には、3・15『DREAM.1 ライト級グランプリ2008開幕戦』の概要、同大会が同日19:00?20:54のゴールデンタイムにTBS系列28局全国ネットで放映されること、年間スケジュール(このページ下を参照)、新階級(下記)、ライト級グランプリ参戦予定選手(このページ下を参照)が記されていた。
<DREAM階級>
ライト級 70Kg未満
ウェルター級 76Kg未満
ミドル級 84Kg未満
ライトヘビー級 93Kg未満
ヘビー級 93Kg以上
■ライト&ミドル級GP覇者はそのまま初代王者に、他階級はワンマッチで王座決定戦
「いま発表させていただいた通り、イベント名は『DREAM』になります。これはイベントの総称がDREAMということになりまして、1回目の大会3月15日(土)さいたまスーパーアリーナで行ないます。こちらの大会は『DREAM.1 ライト級GP開幕戦』。最初の大会よりライト級GPを開催してまいります。そして2回目の大会から順次『DREAM.2』『DREAM.3』とカウントアップをしてまいります。
続いて、4月29日(火・祝)こちら『DREAM.2 ミドル級GP開幕戦』。2回目の大会はミドル級のグランプリを開催してまいります。順次3月、5月、7月とライト級のGPを開催し、4月、6月、9月とミドル級のGP。これが年間のスケジュールとなっております。現時点でこの6大会を予定しております。
そして、資料以外の補足説明をさせていただきます。今年、ライト級GPとミドル級GPを開催するのですが、初代のそれぞれの階級のトーナメントの覇者が初代のライト級チャンピオン、初代のミドル級チャンピオンと(認定される)。意味としては二冠になるということです。それ以外の階級もそれぞれ今年1年でタイトルマッチを組んでいきたいと思います。ウェルター級、ライトヘビー級、ヘビー級に関しましては、順次ワンマッチによってタイトルマッチを行なっていきたいと考えております。
ルールに関しましては現在調整中です。いまご登壇いただきました島田(裕二=元PRIDEルールディレクター)さん、野口(大介=元PRIDEレフェリー)さん、磯野(元=元HERO’Sルールディレクター)を中心にDREAMオフィシャルルールというものを制定していきたいと思っております。
そして、階級のトーナメントに関しましては、3年に一度くらいのイメージでそれぞれトーナメントを実施していければと思っております」(笹原)
笹原氏の説明に続き、イベント演出を手掛ける元やれんのか!製作チームからの挨拶があり、ケイ・グラント、レニー・ハート、佐藤大輔ディレクターもDREAMに携わることを紹介した。
その佐藤氏は「過去にとらわれず、新しいものをみんなで作っていきましょう! 興奮と熱狂のライブショーはファンの皆さんの協力なしでは作れません。ファンの皆さん、一緒に頑張りましょう!」と、集まった約300人のファンにメッセージを送り、拍手喝采を浴びた。■青木VSカルバン発表、ミルコの登場で場内は騒然!
製作チーム、佐藤大輔ディレクターに続いてはズラリと並んだ参戦予定選手たちがひとりずつコメント。M-1グローバルのワジム・フィンケリシテイン執行委員&エメリヤーエンコ・ヒョードルのコメントが司会者から読み上げられ、VTRではなぜか歌舞伎町の前に立ったホイス・グレイシーが参戦を表明した。
※各コメントはこちら→http://gbring.com/sokuho/news/2008_02/0213_dream_02.htm
次に笹原イベントプロデューサーより、3・15から始まるライト級GPの概要を発表。トーナメントは16名によって行なわれ、開幕戦は8試合。イベント全体では10試合前後を予定しているという。そして、対戦カード第一弾として、ライト級GP開幕戦で昨年の大晦日『やれんのか!大晦日!2007』で実現するはずだった(カルバンの負傷で中止)J.Z.カルバンVS青木真也が発表された。
青木は「新しい舞台でいきなり第一発目のカード発表が僕ってことで、非常に感謝と共に幸せを感じています。正々堂々と僕の背負ってきた看板と、向こうの看板を賭けて世界最高峰の熱い試合をして僕が勝ちたいと思います」と、これは“PRIDE対HERO’S”であるという意味を込めたコメント。カルバンはビデオレターで意気込みを語っている。
※カルバンのコメントはこち
→http://gbring.com/sokuho/news/2008_02/0213_dream_02.htm
「そして皆様、もう一人、この男の参戦も決定しました!」と司会者が言い、場内に『Wild Boys』の曲が流れると大きなどよめき! そう、ミルコ・クロコップが登場したのである。場内は悲鳴にも似た大歓声と入場曲に合わせた手拍子に包まれる。ミルコのDREAM正式参戦が発表された。
※ミルコのコメントはこちら→http://gbring.com/sokuho/news/2008_02/0213_dream_02.htm
■KIDの60Kg台の階級を設ける、ミルコ「ケージファイトは自分に合ってなかった」
以下、記者との質疑応答。
――ミルコ選手はUFCとの契約があったと思うんですが、契約問題に関しては?
笹原「契約に関しての詳細は内容は申し上げられないんですが、ここにこうしてこの場に来ていただいているということが全てだと思います。問題ないと認識しております」
――どのような経緯でミルコ選手の参戦が決定したのでしょうか?
笹原「私どもとしては当然、ヘビー級の外国人選手というのは何人か看板になるような選手をずっと探しておりまして、初めてのイベントを立ち上げるにあたって、そうした選手が誰かいないかと探している中で、ミルコ選手と話す機会がございまして今回DREAMに参戦していただいたということです」
――階級を見るとKID選手の60Kg台の階級がないのですが、KID選手の試合はどうなるのでしょう?
笹原「その下の階級は設けようと思っています。ただ、何Kgにするかまだ決まりきっていません。今日、お出しした資料の中には入っていませんが、もうひとつ軽い階級は作りたいと思っております」
――谷川プロデューサーにお聞きしますが、今後K-1に専念されるということは、マッチメイク面とかには関わらないんですか?
谷川「基本的には僕は笹原プロデューサーにお任せしようと思っています。主催者としての義務とか、選手とも契約しておりますので、そういう調整を含めてはちゃんとやっていきます。基本的にはこの素晴らしい、優秀なスタッフの皆さんにお任せしたいと思っております」
――これまでHERO’Sはロード・トゥ・Dynamite!!という意味合いがあったと思うんですが、大晦日に関してはどうなるんでしょうか?
谷川「もちろん、関連してくると思います。年末のDynamite!!へ向けて、Dynamite!!で何をやるか分からないですけども、とりあえずこのDREAMというものが発進してやっていく中で、より格闘技界に関する頭脳が結集しているわけなんで、どういうふうにやるか考えていきたい。大晦日はやっぱりMMAがイチオシになってくると思うので、どういうふうにされるかはこれからですね」
――ミルコ選手に伺いたいんですが、闘う場をUFCから日本に移すことを決意した理由と、このリングで闘いたいと思っている相手は誰でしょうか?
「たしかに前回UFCで残念な結果に終わってしまい、その結果こちらのDREAMに移ってきたのではないかという印象があるかもしれまんせんが、そうではありません。前回残念な結果に終わりましたけれども、いずれはUFCに戻ってまた素晴らしい試合をしたいと思っています。日本で試合をしたいとずっと思っていたし、この新しい格闘技イベントDREAMは自分のこれからの格闘技人生のキャリアを積む上で非常に重要な場所になってくると感じて、今回参戦を決めました。
そして、正直なところケージファイトはあまり自分に合ってないと思っていたので、日本で試合をするのが自分には合っていると思います。そして、日本で支えてきてくれたファンのサポートもあるので、日本は自分の第二の故郷だと感じております。これからは一生懸命に練習して、当然、前回の残念な結果から精神的にも肉体的にも立ち直っておりますので、いい試合を皆さんの前でお見せしたいと思っております」
以上で記者会見は終了した。FEG
「HEIWA DREAM.1 ライト級GP2008 開幕戦」
2008年3月15日(土)埼玉・さいたまスーパーアリーナ
開場14:00(予定) 開始15:00(予定)
<決定対戦カード>
▼ライト級GP 1回戦
J.Z.カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
VS
青木真也(日本/パラエストラ東京)
<ライト級GP出場予定選手>
川尻達也(日本/T-BLOOD)
石田光洋(日本/T-BLOOD)
アンドレ・ジダ(ブラジル)
宇野薫(日本/和術慧舟會東京本部)
チョン・ブギョン(韓国)
宮田和幸(日本/フリー)
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントラインアカデミー)
アルトゥール・ウマハノフ(ロシア/SKアブソリュート・ロシア)
ギルバート・メレンデス(アメリカ/ジェイク・シールズ・ファイトチーム)
ルイス・ブスカペ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム)
朴光哲(日本/KRAZY BEE)
他、計16名
<チケット料金>
VIP席100,000円(特典:専用入場ゲート・グッズ付)
RRS席30,000円 スタンドS席17,000円 スタンドA席7,000円
<チケット販売>
※2月17日(日)10:00~ 特別先行予約
●特電 0570-06-9999
●以下サイトより、Web・携帯先行実施
やれんのか!オフィシャルサイト http://yarennoka.com
K-1オフィシャルサイト http://www.k-1.co.jp
HERO’Sオフィシャルサイト http://hero-s.com
K-1オフィシャル携帯サイト i-mode Yahoo!ケータイ EZ web
HERO’Sオフィシャル携帯サイト i-mode Yahoo!ケータイ EZ web
※2月24日(日)10:00~一斉発売
やれんのか!オフィシャルサイト http://yarennoka.com
K-1オフィシャルサイト http://www.k-1.co.jp
HERO’Sオフィシャルサイト http://hero-s.com
K-1オフィシャル携帯サイト i-mode Yahoo!ケータイ EZ web
HERO’Sオフィシャル携帯サイト i-mode Yahoo!ケータイ EZ web
イープラスhttp://eplus.jp/battle/(パソコン&携帯)
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:?)
ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:?)
CNプレイガイド 0570-08-9999
他、プロレス・格闘技専門ショップにて
<OA情報>
3月15日(土)19:00~20:54
TBS系列28局全国ネット
<お問い合わせ>
DREAM事務局=TEL03-5775-5065
●2008年のスケジュール
3月15日(土)埼玉・さいたまスーパーアリーナ「HEIWA DREAM.1 ライト級GP2008 開幕戦」
4月29日(火・祝)埼玉・さいたまスーパーアリーナ 「OLYMPIA DREAM.2 ミドル級GP2008 開幕戦」
5月11日(日)埼玉・さいたまスーパーアリーナ「HEIWA DREAM.3 ライト級GP2008 2ndROUND」
6月中旬 韓国or神奈川・横浜アリーナ 「OLYMPIA DREAM.4 ミドル級GP2008 2ndROUND」
7月21日(月・祝)大阪・大阪城ホール 「HEIWA DREAM.5 ライト級GP2008 FINAL」
9月下旬 埼玉・さいたまスーパーアリーナ 「OLYMPIA DREAM.6 ミドル級GP2008 FINAL」
■関連リンク
【公式】やれんのか!
<記事提供=格闘技WEBマガジンGBR>
