【コラム】TARGET/高島学

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Fight&Life vol.06

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DREAM2で、ジャカレ・ソウザが素晴らしい動きを見せた。
本当に対戦相手が、当初の対戦予定選手でなくて良かった。
できれば、マルセリーニョ・ガッシアも、ああいう選手を相手に
MMA初戦に挑ませてあげたかったなぁと思う。


DREAM3に、ニック・ディアズとメイハム・ミラーがやってくる。
これも、相当、楽しみだ。

 

戦極のホジャ―・グレイシー、マイク・パイル、イ・グァンヒも。
特にイ・グァンヒは、自分と同じぐらい海外かぶれ某氏オススメのファイター。
(バブル絶頂期に学生生活を送っていると、どうしても海外志向で。
それって過去の遺産を抱え続けているガキのようなものかもしれないけど、
だから「楽しんやんけ」、もとい「楽しいじゃん」と思っている)。
某氏が好きな言葉、「目利き」。その目利きがいかなものか、フフフ。


それにしても、UFCからこぼれた選手、
しかも実力者がひょっこり現れる。
これは、良い現象だ。
WECは大会数が少なく、チャンピオン以外の独占契約選手は
非常に少ないし、ズッファも選手減らしに入るようだから、
海の向こうで、一定以上の評価を受けたファイターが、
DREAMと戦極のリングに上がってくるようになれば、非常に楽しみだ。


個人的希望として、ライト級は――、
クリス・ホロデッキー。
ナム・ファン。
ロブ・マックロー。
アルヴィン・ロビンソン。
マイク・アイナ。
メルビン・ギラード。
来日経験のあるジョシュ・トムソン、ライアン・シュルツ、バート・パラジェンスキー、
ドナルド・セラーン。
(一番、見たいのは、でもシャオリン・ヒベイロ。早く復活してほしい)


ウェルター級は、
カーロス・コンディット、ジェイク・シールズの再来日。
クリス・ライトルやドリュー・フィケット、
ライト級が多くて、ウェルター級が少ないのは、UFCへの人材の集中度合いと、
対戦相手の日本側にどれだけ、迎え打てる玉が揃っているのかの裏返しでもある。


っていっても、どれだけの人が楽しみに思えるのか。
楽しめる、楽しめないかは、その時の試合次第。
あれだけ高評価を得たエディ・アルバレスだって、試合展開によっては
注目されなかったことも考えられる。
だから、イベントにとって必要なことは、
楽しんだ、楽しめないでなく、楽しみにできるか否か。


メイハムやニック・ディアズの来日を喜ぶファンがいて、
そういう人たちがもっと増えてほしい、増やすために仕事を続けるわけだが、
現実問題として、彼らの登用がどれだけ、イベントへの期待度を高めるのか。
それは甚だ疑問だ。
TVコンテンツとしては、すごく疑問。
格闘技バブル以前の後楽園ホールを主流にイベントが行われてきたころなら、
海外の強豪は大いに注目されていた。


だが、ビッグプロモーションではTV受けする選手がとりあえず重宝され、
後楽園ホール以下の会場は、身売り率が高く、
海外からの招聘選手を、観客ですら、想い入れがないと一刀両断する人もいる。


先日のDREAM2で感じたのは、
老若男女、どこにターゲットを絞っているのか、
どの年齢層を商売相手にしているのかが分からなかった。


船木誠勝と田村潔の一戦。U系最終決着。
今、DREAMを見ているファンに、どれだけアピールできるのか。
Uに心躍った世代のプロレス離れ、格闘技離れは、
それだけ熱い時代を過ごしてきただけあって、相当の割合になると思う。
同窓生に会うと、「格闘技の記者なんや、凄いなぁ」という言葉とは裏腹に、
「まだ、そんなもの追いかけているのか」という視線をいつも感じる。


また、今のUが好きな知人にしても
「これまでの二人を追いかけなくて、突然、最終章と持ってこられても」と
困惑の表情を浮かべていた。


あるいは、ミノワマンと金泰泳の試合で、プロレス×空手を謳い、
アントニオ猪木×ウィリー・ウィリアムスの試合映像が流れていたが、
Uのファンだった知人は、「あの試合のとき、生まれていなかったです」と言っていた。


また、Uの煽りに自体に、PRIDE以降のファンになった人は、
「どうでもいいです」という声を発していた。


異種格闘技路線世代、U系世代、数は少なくなってしまったかもしれないが、
エディ・アルバレスに期待をしていたファン、
ジャカレの試合を待ち望んでいた観客より多いのかもしれない。


あるいはTVとしては、今、購買能力のある世代の視聴者が大切、
またはメインスポンサーのビジネスにお金を落とす世代が重要、、、だから
もう中年といわれる世代をひっぱるような煽りになったのか。


K-1やPRIDE人気で、格闘技は一般をターゲットにする必要が生じるようになった。
だから、ビッグビジネスとなったのだが、
業界全体が下方修正に入った今、どこをターゲットにすればいいのか。
実はメディアも、プロモーションも把握できてないのかもしれない。


TVは広く浅くだが、あの煽り映像は不特定少数を寄せ集める、
そんな風に感じられた。


あたかも、今の格闘技雑誌が進まないといけない路線が、そうなっている。
ターゲットをどこに絞るか。
ビッグプロモーションや、総合的に格闘技を扱うメディアほど、
「目利き」が必要になってくる。


というところで、本件にはあまり関係ないし、
余計なひと言など、書き記す必要などないのかもしれないけど、やっぱり書こうと思う。
あの煽り映像のなかにあった前田日明の
「格闘技を食えるようにしたのは、UWF」という台詞。


自分が誰か一人、一つの組織を挙げろと言われると、
それはUWFではなく、そして一人にも絞りきれない。
まだ、格闘技が食えているとは思えないし、
それでも食えるようになりつつある、あるいはなりそうだったのは、
やっぱりホリオン・グレイシーと石井館長のおかげじゃないかと思う。


【 2008年05月04日 13:31 】

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