【Fight&Life PREVIEW INTERVIEW】
第2回 清水清隆
「以前は練習している“つもり”でした。
砂辺選手にもマモル選手にも借りを返したい」
プロデビュー戦から3試合の成績は2敗1分。しかし2009年はネオブラッドトーナメント優勝を含め4連勝を記録し、11月の修斗vsパンクラス対抗戦では、キャリア・実績で大きく上回るマモルを相手に判定まで持ち込んだ。タイミングの良い打撃、そして積極的に仕掛け続けるタックルを武器に、2.7パンクラスでフライ級タイトルマッチに挑む清水清隆に話を聞いた。
――いつから格闘技を始めたのですか?
清水 高校2年の時に、もともとバスケットをやっていたんですけど、それを辞めたんです。で、格闘技は昔から好きだったので、当時近くの体育館で練習していたサークルに参加させていただいたんです。ガツガツというわけではなく、ワイワイ楽しくやっているという感じで。
――小さい頃、ファンだった選手や大会はありますか?
清水 人並みにプロレスは見ていました。父がボクシングが好きでやっていたり、姉が柔道をやっていたり……姉は実業団で実績を残していたぐらいだったんですよ。それで柔道を見たりしていたんですけど、やっぱり殴ったりするほうが好きですね。
――お父さんがボクシング、お姉さんが柔道をやっていたら、最初からバスケットではなく格闘技の部活をやってみたいとは思わなかったんですか?
清水 姉が通っていた柔道教室には少し行っていたんですけど、当時はあまり面白くなくて、球技を始めましたね。
――格闘技が好きで、格闘技をやりたいと思うようになったキッカケは?
清水 球技、団体競技だと、チーム全員が一心同体にならないと成立しないじゃないですか。でも個人競技は自分が頑張れば頑張るほど結果が出るので。
――東京に出てきたのはいつになるのでしょう。
清水 格闘技をやる前に東京で板前をやっていまして、そこから一度実家に戻り、2007年の夏に今度は格闘技をやるために東京へ来ました。
――その頃にKAMINARIMONへ出場し始めていますね。
清水 はい。総合もキックもどちらも好きだったので。それで最初は違うところで練習して、KAMINARIMONに出る頃からSKアブソリュートでも出稽古をさせてもらっていたんですよ。そのあと、2008年2月のサンボフレッシュマン大会から正式にSKアブソリュートの所属になりました。
――なぜSKアブソリュートに?
清水 どこのジムがいいのか全く分からなかった時に、居候先の先輩のご親友の方がSKでサンボの練習をしていて、「組技だったら絶対SKがいいよ」と言ってくださったんです。
――その時、サンボについての知識はありました?
清水 いや……(苦笑)、ヒョードルがやっているという知識はあったんですけど、すんなり入れました。
――出稽古に来ていた時からジャケットを着て練習していたんですか?
清水 2007年の12月ぐらいから組技をしっかりやりたいと思って、そこからジャケットを着てサンボの練習もしていました。
――プロデビュー前のアマチュア大会の実績は?
清水 KAMINARIMONで優勝して(2007年9月)、PRESTAGEのトーナメントでも優勝しました(2007年10月)。
――アマチュアの実績としては十分ですね。
清水 でも、SKの先輩に毎日ボコボコにされていますからね。天狗にもなれなかったです。ただ、自分にはバックボーンも実績も無いので、とりあえず試合に出まくって経験を積もうと思っていました。今でも全然ダメなので、どんどん試合に出たいと思っているんです。
――そこからプロデビュー(2008年6月 vs砂辺光久)に至った経緯を教えてください。
清水 2008年の3月にパンクラスでネオブラッドの昇格予選があって、2回戦負けだったんです。翌月にもゲートで一本負けしたんですけど、でも6月に砂辺光久選手が沖縄で興行をやるのに同じ階級の選手がいないということで、僕のところにオファーが来たんですよ。
――連敗中の相手としては、砂辺選手はキツイ相手でしたね。
清水 松本(天心=SKアブソリュート総帥)さんには「失うものは無いんだから、ガツンと行ってこい」と言われて、竹内(出)さんにセコンドについてもらって戦ったんです。すごくバックアップしてもらって、プロデビュー戦なのにガンガン行けたのは竹内さんのおかげですね。
――1引き分けを挟んで、3戦目は漆谷選手にTKO負けを喫しました。キツイ試合の連続ですね。
清水 ラッキーっていえばラッキーじゃないですか。勝てばですけど(苦笑)。砂辺戦でタックルに入りまくってキツイ試合をしたので、漆谷戦ではビビっちゃってガンガン行けませんでした。
――ネオブラッドから4連勝。敗戦から得たものは?
清水 一番大きかったのは、ゲートで一本負けした時ですね。自分が(関節を)取りかけていたんですけどダメで、逆転負けしたんです。それですごく悔しかったのに、またそこから負けの連続で。練習はやっている“つもり”だったんですね。漆谷戦が終わって、しっかりと組技・寝技を固めてやろうと思ってから、しっかりと結果が出せているような気がします。勝って気持ちがいいし、余計に練習に身が入るようになりました。それに、やっぱりSKの先輩たちに認めてもらいたいんです。そのためにはしっかりと勝たないといけない。
――気持ちを切り替えたおかげか、清水選手の試合は鋭いタックルが目立ちますね。マモル戦でも、テイクダウンは奪えませんでしたが積極的なタックルが印象に残っています。そのマモル戦についてお聞きしたいのですが、修斗VSパンクラス対抗戦に出場ということで、パンクラスを背負う気持ちはありましたか?
清水 それも少しはありましたけど、ひとつひとつが自分の戦いだと思っているんですよ。対抗戦ということを大きく考えると動きも悪くなってしまうので。ただ、周りからは「(マモルは)強い」ということばかり聞いていて、それなら砂辺戦と同じで自分に失うものは無いんだから、思い切り行ってやろうと思って戦いました。また竹内さんにセコンドについてもらいましたし、セコンドが竹内さんがじゃなかったら途中でタップしていたと思います。それぐらい激を飛ばしてくれて、竹内さんが精神的な支えですね。
――マモル選手に捌かれはしましたが、先手を仕掛けようという積極的な意思はしっかり見られました。
清水 ベテランだったら待ってカウンターで倒すこともできるんでしょうけど、自分はまだそこまで行っていないですから、自分から試合を作っていかないと。先にポイントを取られちゃうと、そのまま相手のペースになって勝てないと思います。でも、ペース配分を考えないので、マモル戦でもスタミナがヤバかったんですよ(苦笑)。
――マモル戦から得たものは何でしょう?
清水 これもラッキーだったと思うんですよ。自分が江泉選手に勝って、(パンクラスのランキングで上位にいた)廣瀬選手が負けて自分が1位になったので、マモル選手の相手に選ばれたと思うんですよ。ついてますよね。すごく良い経験をさせていただきました。
――さて、次戦は砂辺選手。再戦ということになります。
清水 前の試合は思い切り攻めることができたので、技術は前よりも上がっていますから、あとはセコンドの言うことをよく聞いて、直感で勝負します。試合スタイルはあまり考えていないです。
――砂辺の強さはどこにあると感じでいますか?
清水 前の試合でも思ったんですけど、パンチのタイミングがすごく上手いですよね。ガン!って相手を倒すんじゃなくて、タイミングで相手にパンチを当てる。それに捌き、ディフェンスが上手いですね。
――そこにタックルを合わせたいですね。
清水 とにかく先手です。それだけは自分の中でブレないようにしています。
――SKアブソリュートではどんな練習をしているのですか。
清水 ほぼスパーリング中心で、それとは別に追い込みのサーキットをやったりしています。
――打撃は?
清水 ランバーさんのところ(M16ムエタイスタイル)でやっています。かといって別にムエタイスタイルを強要されるわけではないですし、いろんなやり方でいろんな方と練習させていただけるので、非常に勉強になっています。
――今まで何度も「自分はラッキーだ」というお話がありましたが、そのツキでタイトルも獲得したいですね。
清水 そうですね。勝ち獲りたいですね。それと砂辺選手もマモル選手も、負けたままでは終われないので、借りを返したいです。
Shimizu Kiyotaka
しみず・きよたか
1984年3月14日、栃木県出身
身長158cm、体重58kg
プロMMA戦績4勝3敗1分
パンクラス フライ級1位
2007KAMINARIMON全日本55kg級優勝
2007PRE STAGEフライ級トーナメント優勝
2008全日本サンボ選手権57kg級準優勝
2009パンクラスキャッチレスリング60kg級準優勝
2009東日本サンボ選手権62kg級優勝
2009ネオブラッドトーナメント フライ級優勝
SKアブソリュート所属
パンクラス
「PANCRASE 2010 PASSION TOUR」
2010年2月7日(日)東京・ディファ有明
開場15:00 開始17:00
<全対戦カード>
▽第2部
▼メインイベント(第11試合) ミドル級暫定キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
近藤有己(パンクラスism/暫定王者)
VS
佐藤豪則(Laughter7/同級1位)
▼セミファイナル(第10試合) フライ級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ 5分3R
砂辺光久(TEAM reversaL/初代王者)
VS
清水清隆(SKアブソリュート/同級1位/挑戦者)
▼第9試合 バンタム級 5分3R
川原 誠也(パンクラスP’sLAB横浜/同級1位)
VS
赤井太志朗(ノヴァ・ウニオン・ジャパン/同級2位)
▼第8試合 ミドル級 5分3R
KEI山宮(GRABAKA/同級3位)
VS
久松勇二(和術慧舟會 TIGER PLACE/同級4位)
▼第7試合 ライト級 5分2R
伊藤崇文(パンクラスism/’95年ネオブラッドトーナメント優勝)
VS
山田哲也(しんわトータルコンバット/チームZST)※初参戦
▼第6試合 フェザー級 5分2R
鹿又智成(パラエストラ八王子/同級4位)
VS
内山重行(GRABAKA/’09年ネオブラッドトーナメント優勝)
▼第5試合 ライト級 5分2R
ISAO(坂口道場 一族/同級5位)
VS
AB(和術慧舟會 駿河道場)
▼第4試合 フライ級 5分3R
廣瀬 勲(ストライプル/同級2位)
VS
石井拓麻(ALLIANCE/同級3位)
▼第3試合 ミドル級 5分2R
大堀竜二(TRIAL)
VS
キム・フン(韓国/パンクラスコリア/Team Tackle)
▼第2試合 ウェルター級 5分2R
渡辺大介(パンクラスism)
VS
窪田幸生(坂口道場 一族)
▼第1試合 ウェルター級王座次期挑戦者決定戦 5分3R
鈴木槙吾(ALLIANCE/同級1位)
VS
宇良健吾(Team ura-ken/同級4位)
▽第1部
▼第11試合 ライト級ネオブラッド予選トーナメント二次予選 決勝戦
▼第10試合 フェザー級ネオブラッド予選トーナメント二次予選 決勝戦
▼第9試合 ウェルター級ワンマッチ
金森 道
VS
北田 有(和術慧舟會富山SPO)
▼第8試合 ライト級ネオブラッド予選トーナメント二次予選 準決勝
田島VS小幡の勝者
VS
阿部泰斗(アンプラグド国分寺)
▼第7試合 ライト級ネオブラッド予選トーナメント二次予選 準決勝
小野明洋(チームタイゴン)
VS
須貝VS原の勝者
▼第6試合 フェザー級ネオブラッド予選トーナメント二次予選 準決勝
小林VS増田の勝者
VS
春斗(U-FILECAMP町田)
▼第5試合 フェザー級ネオブラッド予選トーナメント二次予選 準決勝
永井裕也(パラエストラ松戸)
VS
相原VS野口の勝者
▼第4試合 ライト級ネオブラッド予選トーナメント二次予選 一回戦
田島直樹(CORE)
VS
小畑公史(U-FILECAMP町田)
▼第3試合 ライト級ネオブラッド予選トーナメント二次予選 一回戦
須貝幸市(パンクラスism練習生)
VS
原 昭仁(坂口道場)
▼第2試合 フェザー級ネオブラッド予選トーナメント二次予選 一回戦
小林孝秀(アルバトロス)
VS
増田良太(GRABAKAジム)
▼第1試合 フェザー級ネオブラッド予選トーナメント二次予選 一回戦
ワッサン相原(TEAMSNAP)
VS
野口岳人(TRIAL)
<チケット料金>
SS席10,000円 A席8,000円 B席6,000円 C席5,000円
※当日券は一律500円増し。
<お問い合わせ>
パンクラス=TEL:03-5725-7051
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