【Fight&Life Web アマチュア大会応援キャンペーン第一弾】「9.14全日本アマチュア修斗選手権に集まる猛者たち」 Vol.05 広島・TKエスペランサ


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代表を務めるプロシューター岡田剛史(一番左)を中心に結束するTKエスペランサ。難波大樹のみ後日取材予定です。


毎年、全国の強豪が集まり、プロ昇格を目指して覇を競う全日本アマチュア修斗選手権が、9月14日、今年も神奈川県・小田原アリーナで行われる。そこで、アマチュア大会・競技者を応援するFight&Lifeが、この大会に出場する選手・道場をピックアップし、ドドーンと紹介していくこの連載。第五弾は、広島に3つもの道場を持つTKエスペランサです!



取材・文・撮影_亀池聖二朗
text&photo=Shojiro Kameike




――TKエスペランサの、そもそもの起こりを教えていただけますか。


岡田 僕はもともとレスリングをやっていて、19歳の時にウェイトトレーニングをやっていた公共施設でブラジル人と知り合ったんです。彼らが柔術をやっているということで、僕も格闘技にはすごく興味があったので、彼らと公共施設を借りて練習を始めたんですよ。その後、修斗をやっていた方とも知り合い、修斗の練習も始めました。今の常設道場ができるまでは、1週間に練習場所が3つ4つ変わっていましたね(笑)。

 

――その時に、常設道場の必要性を感じたわけですね。


岡田 やはり公共施設では限界があると思ったんです。もちろんやり方次第で、それは埋められるかもしれない。でも、当時プロになれるかもしれない選手がウチにいて、彼が仕事の都合で、公共施設を借りている時間にはなかなか来られなかったので、彼のためにもどうにかしなかったんですよ。それで最初は他の道場で場所を週1回貸してもらえるようになり、そこでテクニック中心のクラスをやったんです。ドリル練習から技の説明からするようになって。しばらくして、今の物件を見つけて自分の道場を立ち上げたんですよ。やっぱり常設だと練習がやりこめるという良さがありますね。

 

――練習を拝見しましたが、ボディだけをガチンコで殴り合う、なかなか見られないスパーリングがありましたね。


岡田 これはボクシングの練習から取り入れたんですよ。ウチはプロボクサーも練習に来ていて、「総合格闘家はボディを使わない」と言われるんです。だけど、それはもったいないことで、ボディが打てるのと打てないのでは大違いじゃないですか。試合の組み立ても変わってくるし。僕たち広島の人間は、パラエストラ広島の冨樫健一郎を中心に打撃のトレーニングをやってきたんですけど、「ボディはすごく重要だから取り入れるべきだろう」ということで決まったんです。なので、ウチはできるだけボディをしっかりと教えていますね。

 

――プロでもアマでも、試合で軽くボディへパンチをもらっただけで、ひるむ選手もいますね。


岡田 練習して慣れると、耐久性も違うと思うんですよ。もちろん内臓は鍛えられないけど、打たれるタイミングで腹にグッと力を入れられるようになるには、もう慣れしかないですから。僕らはどうしても(道場が出来て日が)浅いし、僕もちゃんとした指導を受けてきたわけではないので、みんな独学なんですよ。だから、みんなと同じことをやっていても勝てないじゃないですか。ウチとしてはテイクダウンをされない選手を作りたいのと、ボディなどもしっかりとできる選手を育てたいので、ドリル練習を取り入れているんですよ。片足タックルを取って30秒しっかりと胸を着けて、頭をどんどん入れ替えるとか。アマ修斗で勝つためには、テイクダウンってすごくキーになる部分だと思うんです。テイクダウンポイントは無くなっても、簡単にテイクダウンされるのはマイナスにしかならない。プロに上がっても、テイクダウンされる=パウンドが飛んでくる、ということじゃないですか。だから倒されないようにしないといけないし、それはドリルをしっかりとやらないと身に付かないと思うんですよね。

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――今回は3名の選手が地区予選で優勝することができましたが、そんな練習の成果が表れてきたんでしょうか。


岡田 難波選手は、キャリアは長いんですけど、怪我もあってなかなか結果が伴わなかったんです。でも打投極はしっかりとやっていたんで、ここ2大会は結果がついてきたんです。僕はそれがすごく嬉しいんですよ。それがいいモチベーションにもなっているし、これからの試合もすごくいい経験になるし、今までやってきたことが間違っていなかったんだなって周りも分かってくれたと思うんです。彼はやっと練習の成果が試合に出せるようになりましたね。

 

――他の選手はいかがですか。


岡田 金子選手は、もともとパラエストラ博多の選手で、広島に来て1年ぐらいしてウチに通うようになったんです。とにかく練習の虫ですね。毎日練習に来ていて、何でも吸収してやろうという姿勢も素晴らしいと思いますし、自分で考えながら練習するんです。オールラウンドなタイプな選手ですね。試合も結構おもしろくなるんじゃないですか。岸本選手は、キャリア的には浅いんですけど、完成されたような戦い方をするんですね。ウチに来てとにかくテイクダウンと極めを鍛えました。するとすごく急に伸びたんですよ。

 

――最後にスーパーヘビー級の檜垣選手は呉支部所属ですが、呉支部には身体の大きい選手が集まっているそうですね。


岡田 そうなんですよ。本部は軽量級の人が多いのに、なんでだろう?

 

――大きい人は同じように大きい人と練習したいから、噂を聞いて同じところに集まるんじゃないですか。


岡田 そうなんでしょうね。それで檜垣さんは柔道の実績がある方で、組み技に関してはかなり高いものを持っていると思うんですよね。投げであったり、ポジショニングであったり。あとパワーも強い。今回は良い経験になってほしいと思います。

 

――今年もプロ昇格者は出そうですか?


岡田 おおいに期待していますよ!


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金子功久朗(九州選手権フライ級優勝)のコメント

「修斗はいろいろとやらないといけないし、精神的にしんどいですね(苦笑)。今までずーっと1回戦で負けていたので、なんとか九州でと思っていました。九州で勝てたのは、気持ちの部分が大きかったと思います。それまでは試合ですごく緊張していたんです。中国や関西では緊張して思うように試合ができなかったんですけど、九州は少しはリラックスしてできました。2、3週間おきに試合をやっていたので、慣れたんじゃないかと思います。全日本はみんな自分より技術は上だと思うんですけど、練習して気持ちで負けないようにしたいです」



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岸本耕治(中国選手権フライ級優勝)のコメント

「去年は九州で2位になったんですけど、中国選手権は1回戦負けだったんですよ。でもTKエスペランサに入って1年ちょっとで、代表の岡田さんの指導もあって、グラップリング技術――総合向けの技術が格段に上がったので、このところ良い結果に繋がっていますね。打撃は以前在籍していた禅道会のスタイルです。金子さんとはやっぱり対戦したくないですね。極力避けたいです(苦笑)。でも、お互いに良い結果が出ればいいですね。自分は今2つ目標があって、プロ昇格と、日本一になりたいと思っています」



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檜垣貴博(スーパーヘビー級)のコメント

「もともと柔道を小学校の時からやっていて、一度辞めたんですが、20歳の時に再開しました。岡田さんが『試合やってみましょう』と言ってくれたので、今回出ようと決めたんですよ。アマ修斗は今回が初めてですけど、ルールブックを見て、頭に血が昇って反則をしないようにと思いました(笑)。打撃は当たれば効くし、当たらないと効かないし、というぐらいで、自分の中では勝ち負けよりもギャラリーが沸いてくれればいいと思っています」



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難波大樹(九州選手権フェザー級優勝)のコメント

「TKエスペランサに入って4年ぐらい経ちます。今まで怪我とかあって試合に出られない時期もあったんですけど、今は調子が良くて、運も良くて全日本に出られることになりました(笑)。これまではパンチで殴りに行って倒される試合が多くて、でもようやく試合の中で全体が見れるようになりました。普段から『試合を意識して練習しろ』と指導してもらっているおかげですね。僕たちは地方の雑草なので、誰が相手でもブッ倒すつもりでやります!」




TKエスペランサ(本部)

広島県広島市西区庚午中4-19-26 サンヨウビル2F
問い合わせ:ホームページをご利用ください
※他に東広島支部、呉支部あり

【 2008年09月01日 10:00 】

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