JR高円寺駅から徒歩で行ける「U.W.F.スネークピットジャパン」を訪ねました。
噂に聞く“蛇の穴”は、思いのほか近代的な穴です。
清潔感のあるビルの2階に上がり、扉をあけると、
本格的なフリーウェイト設備のほかに、
エアロバイク数台が目に入りました。
ここで行なわれているのは、宮戸代表こだわりの、
“キャッチ アズ キャッチ キャン”。
レスリングの元になった技術だということです。
その辺のお話しを、さらっと聞いて来たので、紹介いたしま~す。
聞き手_斉藤雅幸(Fight&Life)
宮戸優光代表。
U.W.F.スネークピット ジャパンにて。
<宮戸代表の話し>
UWFでサブミッションを含むレスリングをやっていたけど、“キャッチ アズ キャッチ キャン”は、そういうレスリングとは微妙に違う。変にレスリングをやっちゃっていたから、かえって理解するのに時間がかかった。解りはじめたのは、だいたい3年ぐらい経ってからかな。
“キャッチ アズ キャッチ キャン”というのは何百年まえからあるかわからない、古い歴史を持ったレスリングの元となったスタイル。
よく誤解している人がいるけど、アマレスの後にプロレスが出来たと考えるのは間違いなんだよ。
プロレスを見ていて「今のはアマレスの技です」なんていうのがいるけど、近代史の見方で考えるからアマ→プロという順序をあたりまえだと思ってしまう。でも、本当はプロの方が先なんだ。
自然に考えれば、あたりまえのことなんだけどね。
ほら、マージャンでもパチンコでも、プロは自然に発生するでしょ?
こいつで金を稼いでやろうって奴が必ず出てくる。
格闘技だって同じ。
最初はね、
「おい、やるか?」
「おお、やってやろう!」という世界だよ。
で、「こいつらがこれからやるから、金を払って見るぞ」という話にすぐになったわけ。
何もややこしいことではないんだ。
反対に、アマチュアのリーグ戦をやろうなんて思ったら大変だ。
アマチュアはプロよりもずっとややこしい。
何百人もの選手達が納得するような公平な環境を準備するとか、アマチュアはプロに比べ、はるかに社会的なものなんだ。
それで、ここが大事なところなんだけど、
「昔と今とどっちが進んだ技術があるか」というと、
昔の方なんだよ。
何千年も前から、人の体の構造は変わってない。
その間、ずっと、こっちに捻ると痛いとか、こうやれば逃げられるだとか、延々とやってきている訳だから、
基礎となっているベーシックな技はとっくに出揃っていた。
戦うのに必要なことは、古いスタイルの中で完成していたんだ。
もちろんそれは、3分とか5分とかで決着をつける現在の、
総合格闘技と呼ばれている戦いとは少し違っていた。
昔はタイムリミットがないから、戦術の組み立てにしても、
お互いに早い仕掛けをしてこなかったり、
いかにして自分は消耗しないで、相手を消耗させるかが問われただろうね。
でも、それは膠着というのとは違うんだ。
膠着の場合は、自分も休んでいるけれど、相手も休めてしまう。
「止っているように見えても、そこで仕掛けているのか、仕掛けていないのか」、っていうところが大切になる。
それがどういう戦いなのか、っていうのは、ちょっと口で説明するのは難しいな(笑)
とにかく、このジムが目指しているのは、
日本においてかつての柔術が失われつつあるように、
今、世界において失われようとしているキャッチ アズ キャッチ キャン
というものをもう一度復活させること。
そして、ちょうど、忘れられていた柔術が目ざましく出てきた時のように、キャッチ アズ キャッチ キャンを学んだ選手が一人でも多く出てきて、新しい時代を作ってもらいたい。
こういう考え方に賛同する人が、ここに集まってくれたら嬉しいね。
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U.W.F.スネークピット ジャパン
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【 2008年08月06日 18:19 】
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