【記事を掲載】桜庭和志が教えちゃう Laughter7の楽しく強くなるメソッド/Fight&Life vol.06

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 桜庭和志のジム「Laughter7」が4月1日に正式オープンした。
経験豊富な桜庭が実戦で培ったメソッドを元に、
ジムでは早くも会員さんたちがメキメキと上達中だという。
プロ志望なら「頭のいい、賢い選手を育てたい」という桜庭の楽しく強くなる“頭を使った”総合格闘技とは?

取材・文/熊久保英幸
撮影/寺沢有雅

――4・29アンドリュース戦が発表された記者会見で気になった発言があって、桜庭さんが「昔、極真空手が好きだった」と言われてましたよね。凄く意外だと思いました。

桜庭 好きでしたよ。ビデオで大学生の時によく見てましたね。試合が面白かったから。緑健児さんが後ろ廻し蹴りでKOしたりだとか、アンディ・フグのカカト落としとか。興味を持ったきっかけは『空手バカ一代』を友だちが持っていて、それを読んだからです。あと車にジャンプするヤツとかあったじゃないですか。


――極真空手の映画『地上最強のカラテ』ですね。

桜庭 そうそう! それも見ました。あと好きだったのはマイケル・トンプソン。その辺ですかね。人とは違う技を出す選手が好きでした。


――自分で極真空手をやってみようとは思わなかったんですか?

桜庭 やってみたいなと思ったことはありましたね。でも痛そうだなって(笑)。高校の時、後輩でやってたのがいましたけどね。今は全然見ないですけど、あの頃見た極真は面白かったです。レスリングの練習の合間に“極真ごっこ”とかやってましたよ。


――プロレス以外に格闘技で興味を持ったのは極真だけ?

桜庭 多分そうです。漫画が面白かったですからね。さすがに熊と戦ってたやつだけは“え?”と思いましたが(笑)。そこにはハマらなかったですけど、試合は面白かったですね。相撲みたいになってしまう試合が多い中で、緑さんとか松井さんは離れて打撃の距離でやったりとか、それが面白かったですね。そうそう、ベッドの近くにアンディ・フグのポスターを貼ったりしてましたよ。西田ひかるのポスターの隣に(笑)。


――そんなに好きだったんですか、意外ですね。それでアンドリュースのカカト落としを嫌がってたんですか。トラウマがあるわけですね。

桜庭 あれだけよく足が上がるなと思って。会見で言ってたのはネタですけどね。正直、カカト落としが本当に来たら転ばせやすいなって思います。カカト落としが来たら突っ込んでいけばいいだけじゃないですか。あれは避けちゃうから当たるんであって、そのまま突っ込んじゃえば片足立ちだから絶対に倒れるし。……でも、ローキックとか痛そうだから嫌ですね。僕にとっての極真空手と言えば“車を飛び越す”。あれは凄いと思いますねぇ。


――桜庭選手も飛んでみたかったですか?

桜庭 思わないですよ! 万が一、失敗したらどうしようと思うじゃないですか。だからよく飛ぶなぁ、と。


――アンドリュースも飛べるかもしれませんよ。さて、ミドル級GPトーナメント出場は最後まで拒否していましたが、もう観念しました?

桜庭 その後、特に詳しい話もないし、今のところはまだ出ないってことで。無理ですね。


――なぜそんなに嫌なんですか?

桜庭 またその話ですか。昨日も一昨日もしました(笑)。トーナメントだと1回1回燃え尽きる試合が出来ないって言うか、必ずどこかしらに勝たないといけないっていうのがあるじゃないですか。レスリングの時もそうだったんですけど、体力をちょっと残そうとか怪我しないようにとかをどこかで少し考えてしまうもんなんですよ。そうすると1試合1試合で燃え尽きれないんです。僕は矢吹丈みたいに完全に燃え尽きたいんで。それで終わった時に元気だったら、次を考えるっていうのがいいんですよ。とりあえず勝ち残りたい、怪我したくないっていう気持ちがあったら完全燃焼できません。


――例えば田村潔司選手とか、戦いたくない選手がいるわけではない?

桜庭 田村さんは別に…試合を組んでもらえればやりますよ。ヒクソンとか田村さんとか誰かとやりたいというのではなく、僕は誰かと試合が決まったらその人には負けたくないんです。その人といい試合が出来ればいいかなって思うタイプで。

(『Fight&Life』Vol.06号に続く)。


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【 2008年04月22日 12:36 】

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