ムエタイ王者からもダウンを奪った
空手界最高峰の右正拳突き
スーパーセーフをも破壊してしまう、恐るべき正拳突きの原点とは?
取材・写真・構成/大野洋一、t.SAKUMA
【アイソメトリックとは?】
筋肉の長さを変えずに、最大筋力を一定時間維持するトレーニング方法。パンチ力を鍛える場合は、カベなどの固定されているものに対して、パンチがヒットするときのフォームで、全力で数秒間押しつける。場所を選ばず器具も使用しないので、誰もが簡単に始められる。また、ウェイトと違い関節などへの負担が少なく安全なのも特徴だ。
――パンチ力を養う上で特別な練習はありますか?
長田 アイソメトリックですね。例えば右ストレートが当たった瞬間の形をイメージして、後ろ足からの繋がりであったり、自分の拳を壁やサンドバッグに押し付けたりするんです。ストレートはなかなか力が繋がらないんですよね。サンドバッグを押す感覚なので、特に上体の力が逃げてしまうんです。誰かに推してもらったりしないと。後ろ足の蹴りだけでは力が掛かりますが、フックだとサンドバッグを横へずらす感覚なので全体にすごく力が掛かるんですよ。アイソメトリックは、自分の力を70%以上出せないと意味がないんですよ。これをやると打ったときのイメージと力もつきますし、バーベルを上げるよりは効果的だと思います。
――力を加える時間はどのくらいですか?
長田 最大筋力を使うので5~8秒できるってことは、できてないってことなんですよ。
(『Fight&Life』vol.06号に続く)
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