プロフェッショナル「練習」の流儀 04
青木真也の極めを強くする練習法とは何か?
「1本も取られずに5本極めるのではなく、
50本取られても100本極めに行く気持ちを持て!」
――極めの強さ。総合格闘技や組み技競技でよく耳にする言葉で、
関節技を極める精度や関節技で一本を取る能力を意味する。
しかし言葉の浸透度に比べると、その実像はまだ明確に見えていないと言えるだろう。
このインタビューでは日本トップの極めの強さを誇る青木真也に、
自らの原点を振り返ってもらうと共に、練習方法という側面から極めについて語ってもらった。
取材・文=中村拓己(GBR)
撮影=北岡一浩
――青木選手が関節技に興味を持ったのは
いつ頃からですか?
「もとから格闘技は好きで、総合格闘技は
ずっと見ていたんです。
ただ柔道では中学生まで関節技がないんですね。
それで高校生になると(関節技が)解禁されるので、
使ってみたいなと思っていました。
――中学時代は寝技をやってみたくて、
うずうずしてました?
「そんな余裕はなかったですよ。
僕らの中学は少し変わった学校で、
軽量級や手足の長い選手は横三角からの抑え込み、
重量級はバックからの抑え込み、
それを強制的に決められて、
練習もその技しかやっちゃいけないんです」
――使う技を決められてしまうんですか?
「はい。だから亀になっている相手を
横三角で抑え込むという打ち込みや乱取りを、
毎日毎日何時間もやり続けるんです。
立ちでも大外刈りを使っていたんですが、
それで一本取るのではなくて、
大外刈りをフェイントにして、相手を煽って
亀にするのが得意でした」
――いかに寝技に持ち込むかを考えた立ち技ですか?
「そうですね。どうやって相手を亀にするか?
中学時代は小外刈りや大内刈りといった
足を使った技で、高校時代はタックルや
すくい投げでそれを狙っていました...(続きは本誌で)」
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